夏の暑さが和らぎ、朝晩が急に涼しくなってきました。薬膳では、秋は「肺」をいたわるとよいとされます。この季節に起こりやすいトラブルや、おすすめの食材、乾燥対策にいい食材などをご紹介しましょう。

五行・五臓で見る秋の特徴

中国最古の医学書『黄帝内径』には、“秋は鶏とともに早寝早起きがいい”と書かれている

中国最古の医学書『黄帝内径』には、“秋は鶏とともに早寝早起きがいい”と書かれている

陽気がピークだった夏を過ぎ、徐々に陰に傾きはじめます。具体的にいうと、秋は「燥邪」(そうじゃ)といって、乾燥によるトラブルが多くなります。

万物を5つのエレメントに分けて考える五行では、秋の五臓は「肺」。肺の機能が活発になるので、せきや喘息、ノドや胸の痛みなどが気になるところ。また、身体に必要な水分を失いやすいので、髪や肌のパサツキ、あかぎれ、便秘などにも注意が必要です。