唐の時代を生きた絶世の美女「楊貴妃」と、清朝末期の絶大な支配者「西太后」。ともに食にうるさく、美肌の持ち主であったことは周知のことですよね。今回は彼女たちが愛した食材やフルーツを、漢方的に徹底分析してみました!

【 INDEX 】
・愛か権力か?! 「ライチ」vs「クルミ」⇒ p.1
・楊貴妃や西太后が愛用した「黒いコラーゲン」とは?⇒ p.2

国を滅ぼす?! 愛のフルーツ「ライチ」

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ライチはムクロジ科の果物で、レイシとも。最近は冷凍ではなく、生を扱う店も増えてきた<写真提供:沖縄雑貨「うりずん」
まずは果物の女王ともいわれる健康フルーツ、ライチです。からだを強化したり、疲労回復にもいいビタミンCが豊富にふくまれていますが、そのほかにもビタミンBやミネラル、妊婦に欠かせない葉酸なども含み、皮膚を美しく保ったり、新陳代謝をスムーズにするような働きがあります。

楊貴妃が玄宗皇帝にはるか南方から長安まで運ばせたという魅惑の果実ですが、愛のためならなんのその。そして彼女が美しくなればなるほど、ますます傾倒していくのは漢方的に見ても納得の事実かもしれません。

ライチは漢方では、血液や体液を補うので貧血、疲労、不眠、体力アップにもいいし、胃腸の働きを助けるので、下痢をしやすい人にもオススメです。楊貴妃の肌はきめ細かく、ピンク色に透き通っていたといわれていますが、内側からのケアが充実していたからこそだと思います。

ちなみにライチを食べた後に艶やかなドングリのような種が残りますが、この種も生薬で、滞った気の流れを改善し、お腹を温めて胃痛や腹痛を和らげる作用があります。

知的な貴族たちの美容食「クルミ」

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クルミは縄文時代から食べられてきた美容食。写真は白玉入りのガイド特製くるみ汁子♪
次は愛だけでは物足りない? アナタにとっておきの健脳食をご紹介しましょう。健脳とは、脳の機能を活発にするという意味ですが、クルミの形はまさに人の脳ミソのようですよね。

一種の冗談のようですが、クルミには脳や神経組織をつくる元になるリン脂質が含まれており、漢方でもクルミは成長発育や老化をつかさどる腎に作用して、精力をつけたり、腰やひざを強くしたり、アンチエイジング作用がある健康食なのです。

清王朝時代に最高権力者となった西太后ですが、クルミをすり潰して滑らかにしたクルミ汁子を好んで食べたとか。政治手腕を発揮するにクルミのもつ健脳作用や強壮作用は、かなりのこと役に立っていたに違いありません。

ちなみに西太后は73歳で生涯を終えましたが、その肌は還暦をすぎても弾力があり、髪は艶やかであったといわれています。クルミは脂質が多いのも特ちょうですが、血行をよくしたり、腸を潤すので便秘にもいい食材です。身近なアンチエイジング食材ですので、みなさまもぜひお試しを。


最後は楊貴妃や西太后が愛した究極のコラーゲンをご紹介します。詳しくは次のページで!