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二世帯住宅で暮らす/【実例】二世帯住宅の間取り・プランニング

脱衣所なし!オリジナリティ満載二世帯住宅(3ページ目)

一見すると個性的なプランですが、ご家族の生活スタイルを見事に反映している間取りです。プランニングの参考に、ぜひご覧下さい。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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各部屋でガラッと異なるインテリアスタイル

1階子世帯・ダイニング
1階子世帯・ダイニング
1階子世帯・主寝室
1階子世帯・主寝室
3階・共有リビング
3階・共有リビング
2世帯の場合、両世帯でインテリアの嗜好も異なるもの。やはり、妥協しなくてはいけないのでは...と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心下さい。各フロアで、床や建具(入り口ドア)の色を変えることは、当然可能ですし、各部屋でインテリアイメージを変えることもできるのです。

A様の場合、親世帯と子世帯では、床材と建具の色を変え、それぞれ好みのインテリアスタイルでしつらえていました。また子世帯は、部屋ごとにイメージをガラッと変えています。ダイニングはシルバーを基調とした都会的なモダンな空間なのに対し、寝室は木や自然素材を生かしたバリ風と、それぞれの空間は異なるイメージとなっています。

また3階の共有スペースは、ぐっと落ち着いたオーソドックスな雰囲気でまとめています。このように、共有している空間がある場合は、両世帯の調整が必要です。お互い譲るべきところは譲り合い、個々のスペースでは、思う存分好みのインテリアを楽しむのが、二世帯住宅の楽しみ方と言えるでしょう。


生活音は上階の方が気になる?

さて、今回の間取りに満足していらっしゃる皆さんですが、敢えて、気になっている点を上げて頂くと「音」とのお答え。1階は、DK・寝室ともに玄関から丸見えという訳にはいかないので、扉を設けたため気にならないようですが、2階は間仕切りをなくしたことで、空間の有効利用ができたけれど、その分階段を階段を通じて音が聞こえるとのことでした。

ちなみに、気になるのは、子世帯が遅くに帰宅する玄関の音だとか(笑)。「入居当初は気になったけれど、今はもぉ慣れたわ」と親世帯・奥様。それに対し、子世帯・ご主人も「あぁ、酔って帰ってくると、静かにしなくちゃ~と思ってても、ダメですからねぇ~」とくったくなく話していました。こんな関係だからこと、仲良く暮らしているのだと感じたヒトコマでした。

ロールスクリーンで冷暖房対策
階段はロールスクリーンで冷暖房対策をしていてます
もう一つは、やはり階段がオープンのため、冷暖房の効率が悪いこと。これについては、各階段部分に天井からロールスクリーンを設置することで、対処していました。夏場・冬場の冷暖房の季節には、このスクリーンを下ろしているそうです。

広さを確保するための、オープン階段ですが、このようなデメリットもありますので、プランニングの際は、充分考慮して取り入れたい手法と言えます。



いかがでしたか?もちろん、これらの発想が全てのご家族にマッチする訳ではありません。例えば、独創的な寝室も、A様・子世帯の場合、ご家族が2人のため、快適な生活につながっているのです。

このように、自分のライフスタイルにとって、何が便利で何が必要ないかを見極めることは、生活の送りやすい間取りの実現に直結します。皆さんも、住まいを設計する際は、ご自身の生活スタイルをとことん振り返って、生活にマッチした間取りを手に入れて下さい。

【関連記事】入居宅ブログにみる!二世帯同居の実態
【関連サイト】失敗しない二世帯住宅


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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