今回ご紹介するのは、娘夫婦同居の独立二世帯住宅。娘夫婦の初めての子育てを、ご両親が全面的にバックアップしています。日々どのように協力し合っているのか、間取りの工夫や暮らしぶりを参考にしてください。

独立二世帯住宅でも、内部で行き来できるのがポイント

今回は、奥様の実家の敷地に、両親と暮らす二世帯住宅を建てたOさんご夫婦を訪ねました。Oさんご夫婦は共働きで、1歳の男の子を育てる多忙な毎日。そんなお二人をしっかりバックアップするのが、奥様のご両親。“孫育”で娘夫婦の子育てを応援する二世帯住宅の暮らしについて伺いました。
ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

親世帯のリビングに集まって食事したりおしゃべりしたりすることが多いとのこと。話題の中心は、1歳の男の子の日々の成長ぶりについて


以前の家は築40年ほどで、Oさん夫婦の結婚当初から同居していましたが、古い日本家屋ならではの悩み(カビ、結露など)や東日本大震災を経て耐震性への不安もあり、建て替えを決意。奥様のほうから、ご両親に二世帯同居を提案したそうです。

「ずっと仕事を続けたいので、子どもができたらぜひ子育てをサポートしてほしくて。今は、毎日の保育園の送り迎えを両親がしてくれて、ほかの親御さんに羨ましがられているんです」(奥様)。
「私は、最初は家を売ってマンション暮らしがしたかったんです。年をとったらその方が楽でしょう? でも親として、娘が働きたいという以上はそばにいて助けたい。今はもう覚悟が決まっていますね(笑)」(お母様)。
ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

孫の保育園の送迎などの孫育は、親世帯にとって大事な時間


間取りは、玄関から別々の独立二世帯住宅。建て替え前は、共用の玄関を開けると子世帯の部屋が見えていたため、新しい家ではプライバシーにも配慮したそう。1階が親世帯、2階・3階が子世帯で、扉付きの廊下を通じて行き来できます。将来、親世帯部分を賃貸にする場合は閉じることも可能。

「完全に独立型にすると、いったん玄関の外に出ないと行き来ができませんから。毎日孫の世話をしていると、内部で行ったり来たりできるのは本当に楽だと思います」(お母様)。
「今は、1階が保育園状態になっています(笑)。息子が熱を出して登園できないときなど、両親が面倒をみてくれて本当に助かっています」(ご主人)。

扉で隔てられた距離感が、お互いのペースを守りつつ、ゆるくつながっている感じでちょうどいいと語るご家族。前の家から一緒に暮らしていた分、お互いのペースがわかるため、特に暮らしのルール決めはしていないとか。平日は生活時間帯が異なるため、週末に親世帯のリビングに全員が集まり、一緒に食事をとることもあるそうです。

スロープ設置や断熱性アップ、建て替えで快適な暮らし

なお、バリアフリーの観点から、1階はリビングに面したウッドデッキに続くスロープを設けています。「おかげで、車椅子の友人が遊びに来たときも大丈夫でした」(お父様)。トイレも三枚引き戸にして出入りしやすくするなど、随所に配慮がなされています。

床暖房が入っており、冬の寒さを感じないですむのも嬉しい点だとか。「断熱性・気密性はもちろん、遮音性の高さも感じますね。外で大雨が降っていても、気がつかないことがありますから(笑)」(お母様)。

空調もよく考えられていて、前の家のように、キッチンのこもったニオイなどが全く感じられないとのこと。冬は床暖房で足元からポカポカ、一年中快適にくつろぐことができるということです。
ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

左/子世帯の玄関。中央の扉は親世帯につながる廊下への入り口で、ここから双方が行き来できます 右/親世帯のキッチン。お母様が好きな色だというブルーのデザインタイルがアクセントに。「娘が“遊び心があったほうが楽しいから”と華やかなタイルを選んでくれました」(お母様)
 

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

左/お父様の寝室 右/お母様の寝室。シックでエレガントなアクセントクロスが印象的です。「ヘーベルハウスのインテリアコーディネーターの方と相談しながら、気持ちが明るくなるようなものを選びました」(お母様)
 

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

 

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

部屋ごとに好みの壁紙にして、雰囲気の違いを楽しんでいます


長く暮らしたフロリダの家のような、明るい子世帯リビング

2階・3階の子世帯は、吹き抜けのリビングを中心にした開放的な空間が広がっています。お父様の仕事の関係で、長くアメリカに暮らしていたという奥様。

「フロリダの家に一番長く住んでいたので、私の原風景になっているんです。白を基調にした、天井が高くて光がいっぱい入る空間、キッチンを中心に人がたくさん集まる家、そんなイメージを実現しました」(奥様)。
「そのイメージを形にしてくれたのが、ヘーベルハウスだったんですよね。高天井のダイナミックな空間とか、妻の好みのインテリアとか……プランが決まるまでには、だいぶ時間がかかりましたが(笑)」(ご主人)。

お子様が生まれたときのお祝い“ベビーシャワー”では、40人近くの来客があったとか。

「屋上とリビングに人がいっぱい。ニューヨークの高層ビルのルーフトップのパーティみたいな感じになっていました(笑)」(奥様)。
「家の中はこんな風に明るく爽やか、柔らかい空気が流れている感じですが、建物は頑丈で守られている安心感があります。それも、ヘーベルハウスを選んだポイントでしたね。会社にいるときに地震があっても、この家に息子がいたら大丈夫だと思えます。前の家に比べると、本当に揺れを感じないんですよ」(奥様)。

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

左/リビングにはアメリカ暮らしで馴染みの暖炉を。奥は一段低くなったダウンフロアで、おこもり感覚のくつろぎスペースに 右/モデルハウスで一目ぼれした『そらのま』を採用。アウトドアリビング感覚でつかえます
 

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

アイランドキッチンを中心にした、明るく爽やかな子世帯。愛犬は屋上が大のお気に入りで「日中、両親が屋上に放してくれています。おかげで散歩の手間が省けます(笑)」(奥様)
 

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

左/主寝室から洗面室へウォークスルーできるクローゼット。壁紙や照明のセレクトが印象的です 右/主寝室には手洗いスペースを併設。「ホテルの部屋からアイデアをもらいました。とても便利ですよ」(奥様)


それぞれにメリットを実感している、二世帯同居

ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

「孫が生まれたから、親子で顔を合わせる機会が自然と増えました」(お母様)


仕事柄朝が早いOさんご夫婦ですが、奥様は早めに仕事を切り上げるため、夜にお子様が寝てから持ち帰りの仕事をすることもあるそうです。

「週に一度、私はフラダンス、夫はジム通いと趣味の時間を確保していて。そのときも両親が息子の面倒を見てくれるので、本当に助かっています」(奥様)。

子育てから解放される貴重な時間も、二世帯住宅の暮らしでだからこそ持つことができて、ご両親には本当に感謝だと語ります。

「その代わり月に一度、両親へのお礼も兼ねて、皆で整体に行くことにしているんですよ」(ご主人)。

一方、孫が生まれたことで家族の絆も深くなり、張り合いが出たとご両親。

「旅行や買い物に出かけるなど自由な時間は以前より減ったけど、嫌だという気持ちはまったくないですね。逆に、孫からパワーをもらっています。面倒をみないと娘夫婦が働けなくなるから、やっぱり私たちがいてあげなきゃ!という気持ちですね」。

ひとつ屋根の下で育つお孫さんの存在が、大きな力になっているようです。
ヘーベルハウス独立二世帯住宅実例

道路から玄関内が直接見えないのがポイントの外観。左側が親世帯の玄関、右側が子世帯の玄関


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