食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

ケーキに音楽…クリスマスで健康になる方法(2ページ目)

クリスマスソングを利用した高血圧対策、クリスマスケーキを食べる時に注意したいポイントをご紹介します。「50代からの健康法」からのクリスマスプレゼントです!

執筆者:吉國 友和

知っておきたいケーキ1個の注意点

ケーキ
ショートケーキ1個と侮るなかれ、人によっては血糖値が急上昇することも!
50代を超えた体には、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病が潜んでいることもあります。思いがけず血糖値が急上昇したり、ケーキに含まれる脂肪分を消化する力が弱くなっている場合もありますので、量は控えめにした方がよいかもしれません。

それにしても、イギリスのクリスマスプディングに、フランスのブッシュ・ド・ノエル、ドイツのシュトーレン、イタリアのパネットーネなど、クリスマスケーキの種類は豊富ですね。どれも大変おいしいものですが、クリームやバターの使用量が多いことには変わりません。では、どのように考えれば、「食べても良い量」になるのでしょうか?


これならok! 自分が食べても良い量を知ろう

すでに糖尿病や高脂血症の治療をしていて、食事制限があれば難しいかもしれませんが、年に1度のイベントときては、クリスマスケーキの誘惑も捨てがたいものです。それでは具体的に、どれくらいの量のケーキなら食べてよいのでしょうか? 計算方法をご紹介しましょう。

まず1日に必要なエネルギー摂取量を計算すると……

(例:50歳女性、身長156cm、体重48kg。専業主婦で仕事量は比較的少ない。持病なし)
  1. 標準体重:1.56×1.56×22=53.5(kg)
  2. 身体活動量:標準体重1kgにつき25~30kcaℓ
  3. 1日に必要なエネルギー摂取量:標準体重×30kcaℓ=1,605kcaℓ
となります。

1日のカロリーのうち、20%を脂質で摂取するならば1,605×20%=321kcaℓとなり、このカロリー量はショートケーキ約100gに相当します。このとき注意しなければならないのは、ケーキは脂質だけでなく糖分も高いということです。相乗効果で両方とも吸収率も吸収するスピードも高くなってしまうので、すぐに血糖値や中性脂肪に影響が出てしまいます。最近ではカロリーだけでなく脂肪分を抑えたダイエットケーキも販売されていますので、気になる方はチェックしてみるのもよいかもしれませんね。

それでは健康に気をつけながら、楽しいクリスマスを準備してみてください!


【関連リンク】
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