食と健康

毎日のソーセージは「たった2本」でも多すぎる! 医師に聞いた、正しいお肉の食べ方【新常識】

食品が健康に与える影響の話題では、お肉は特に板挟みになりがち。「スタミナがつくから食べた方がいい?」「脂っこいから控えた方がいい?」と悩む方もいるでしょう。実際にどちらが正しいのかを解説します。※サムネイル画像:PIXTA

All About 編集部

肉の摂取量と病気リスクの関係性 ※画像出典:PIXTA
肉の摂取量と病気リスクの関係性 ※画像出典:PIXTA

健康的な人はお肉を食べているイメージがある一方、年齢を重ねるごとに体への影響も気になるところ。食事制限をするのは面倒だけど、お肉の本当の効果は知っておきたいですよね。

山田悠史さんの著書『最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』では、誰もが気になる健康トピックスについて良いか悪いかを解説しています。正しい知識を見極めるのが難しいネット時代だからこそおすすめの一冊。

今回は本書から一部を抜粋し、赤い肉と健康とのリアルな関係をお届けします。

目次

赤い肉を食べる人は健康長寿って本当?

答えは「×」

・赤肉・加工肉は病気が増えがち。週3回以上食べる人は要注意。

・鶏肉、魚、豆に置き換えるのがおすすめ。

・肉も大切な栄養源。食べる量と頻度を減らす。

牛肉や豚肉などの「赤いお肉」は、スタミナがつく健康の源!というイメージがありますよね。では、たくさん食べる人は本当に健康で長生きできるのでしょうか。

近年の信頼できる多くの研究から、実は少し違う側面が見えてきています。それによると、赤いお肉、特にベーコンやソーセージといった加工肉をたくさん食べる習慣は、健康や長寿にプラスに働くわけではない、ということが分かってきたのです。

心臓の病気や脳卒中のリスクも

赤い肉を週3回以上食べる人は、食べる量が少ない人と比べて、心臓の病気や脳卒中によって命を落とすリスクが20~100%高いと報告されています。毎日ソーセージを2本ほど(50g)増やすと、糖尿病のリスクが約37%、命を落とすリスクが約15%増えるという報告もあります。

一方、赤い肉の量を減らし、鶏肉や魚、植物性のタンパク質(豆類、全粒穀物など)に置き換えることで、命を落とすリスク、心臓の病気にかかるリスクが低下することが一貫して報告されています。

あなたの食卓は、健康を支えるひとつのチームです。チームの主役は赤いお肉一辺倒にならず、鶏肉や魚、または豆や豆腐のような植物性のタンパク質といった選手に交代させてあげると、チームワークが高まりパフォーマンスがよくなるわけです。実際に、各専門機関もこうした「賢い選手交代」をすすめています。

 

山田 悠史(やまだ・ゆうじ)
マウントサイナイ医科大学(米ニューヨーク)老年医学・緩和医療科医師。米国老年医学・内科専門医、医学博士。慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国各地の病院の総合診療科で勤務した後、2015年に渡米。現在は高齢者医療を専門に診療や研究に従事している。国内ではWEBマガジン『ミモレ』、ニュースメディア『NewsPicks』などで医療・健康情報を発信する他、AIと医療をつなぐ合同会社ishifyの共同代表を務める。米国では、NPO法人FLATの代表理事として在米日本人の健康を支援する活動にも力を入れている。

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