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【独立準備】「必達売上目標」の簡単計算法(3ページ目)

「独立前の収入を確保するために必要な売上は?」というご質問をいただきました。売上目標を計算するには、「損益分岐点」の考え方を理解しておきましょう。加えて、「必達売上目標」の簡単計算法をご紹介します。

執筆者:塚田 祐子

必達売上目標の簡単計算法

必達売上目標の簡単計算法
独立前に、経費と利益、売上高をシミュレーションして、採算性を数字でとらえておきましょう。
例えば、独立する前の給与手取り額が月30万円だったとします。これと同額の収入を得るために、いくら売上が必要になるかを計算してみましょう。

■必要な売上金額は?

1)30万円は税金・保険料控除後の金額です。個人事業者が支払う税金の合計を40%で計算すると、計算式は次のようになります。
・売上-経費=利益
・利益-(利益×40%)=30万円(税引後利益)

2)上の計算を逆算して、売上を求めます。
・30万円÷(100%-40%)=50万円(税引前利益)
・50万円+経費=売上

3)経費を15万円で試算すると、売上は65万円になります。
経費と税金を加えると、給与手取額を確保するには、約2倍以上の売上が必要になります。
・50万円+15万円=65万円

上記の手順で、確保したい収入金額から、必達売上目標を簡単に概算することができます。独立前に、経費と利益、売上高の数値をシミュレーションして、仕事の採算性を数字でとらえる感覚を養っておきましょう。収入を増やすには、売上を伸ばすことが一番ですが、ムダな経費はないか、費用の使い方を点検することも必要です。


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