独立準備中の方から、「開業後、一先ずこれまでの収入を維持するには、売上はいくら必要になるのかを考えています。これは、どうやって計算したらいいですか?」というご質問をいただきました。売上目標を計算するには、基礎知識として「損益分岐点」の考え方を理解しておく必要があります。加えて、「必達売上目標」の簡単計算法をご紹介します。

知っておきたい、「損益分岐点」!

必要売上目標の計算方法
「独立前の収入を最低確保するには、売上はいくら必要なのか……。」
会社を辞めて独立する場合に、「独立前の収入は、最低確保したい」、と考える方が多いと思います。そのためには、それまでの収入金額(給与の手取額)分を、「利益」として稼ぎ出すことが必要になります。「売上=経費+利益(収入金額)」という計算式になりますから、売上がそのまま収入金額(利益)にはなりません。給与の手取額分の利益を得るには、どのくらいの経費がかかるかを試算しなくてはいけません。会社員時代は、経費は全て会社持ちだったため、特に考える必要がありませんでした。しかし、独立するとコスト意識は不可欠になります。

例えば、売上があっても、経費を使い過ぎれば、簡単に赤字になります。独立を成功させるためには、利益が出る黒字の状態になるべく早くもっていくことです。そのために、知っておきたいのが「損益分岐点」です。損益分岐点とは、赤字も利益も出ない、損益がゼロになる売上金額のことです。よく「事業が軌道にのる」「採算がとれている」と言いますが、これは、損益分岐点をクリアして、利益が出るような状態になったことを指します。そのため、「必達売上目標」を考える際に、最低クリアしなければならない金額として、損益分岐点の売上金額を把握しておく必要があります。