自分の価値は、他人が決めるもの
自分の強みや自分が持つ才能、眠れる潜在能力など、意外にも、自分自身がそれらの能力に気が付いていない場合があります。また、自信が持てないため、それらを十分にアピールできていない、ということもあります。そこで、自分を再点検する際に行うとよい方法は、客観的な評価として、他人の目にどう見えているのかを聞いてみることです。仕事仲間や元同僚、取引先の担当者、親友など、本音で話してくれる人へ、以下のような取材をしてみましょう。■自分はどう見られているか・アンケート
・ズバリ、見た目の印象は
・どんな性格の持ち主に見えるか
・“どんな人?”と聞かれたら、どういう言葉で説明するか
・優れていると思うスキルは
・評価できるポイントは
・信頼できる人かどうか、またそう思うポイントは など
取材をしていくと、自分の考えと、他人から見た自分との間にギャップがあることを発見するかも知れません。さほど自信を持っていないことが評価されたりして、(自覚していなかった)自分の才能に気付くことがあります。また逆に、自分が意図しないような印象を与えていることもあります。そういった場合は、何がそういう印象を与えているのか、一歩踏み込んで聞いてみましょう。自分の価値を決めるのは、実は、本人ではありません。他人であり、仕事においては、取引先となります。アンケートを通して、自分を客観的に見つめ直し、他人から評価されるポイントを探し出しましょう。
人間的な魅力は、スキルより勝る
フリーランスに求められる能力は、テクニカルなスキルばかりではありません。コミュニケーション能力やあなたと仕事がしたいという気持ちにさせる人間性や性格は、ビジネススキル以上の評価に値することもあります。例えば、さほど興味を抱いていなかったタレントの生い立ちやバックグランドを知って、急にファンになったという経験はありませんか。人は、人間味を感じたりすると、その人に親近感を抱き、好意を持ちます。そのため、生い立ちやエピソード、体験談、ユニークな個性や価値観などの個人的な部分も、アピールポイントになることを忘れないでください。こうしたヒューマンな側面を伝えるツールが、「プロフィール」です。仕事用のサイトやブログのプロフィール、経歴書に書き添えた自己紹介などの書き方は、非常に重要になります。単に仕事の実績や経歴だけでなく、自分に興味を持ってもらい、この人に会ってみたいと思わせる工夫が必要です。
【第2回】は、自分の“売り”を見出す方法をお話しました。他人評価のアンケートは、ぜひやってみてください。次回は、自分戦略を立てるための第2ステップ、自分の価値を高める方法についてお話をしたいと思います。
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【第3回】自ら不運を招く“考え方”をしていませんか
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