起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

【6-1】仕事の受注~納品までの業務フロー(2ページ目)

独立すると、仕事の受注から納品、代金の回収までを全て自分で行うことになります。取引でトラブルを起こさないためのポイントを掴んでおきましょう。同時に、取引上必要となるツールや書式を作成しておきましょう。

執筆者:塚田 祐子

受注から納品・請求書の発行まで

受注から納品・請求書の発行までの業務フローには、取引のツメをしておく箇所がいくつもあります。先ず、仕事を受注したときに、必ずやっておきたいことが、取引条件の確認です。しかし、交渉事に慣れていないと、これがなかなか難しい。そこで、事前にルールづくりをしておきましょう。

【受注時のルールづくり】
・取引先から「発注書」を必ずもらう。
・「発注書」を発行してもらえない場合は、納期、金額、支払期日を文書化して相互に確認をする。メールでも可。
・受注金額が高額なものや、取決事項が色々ある場合は、「契約書」を交わす。

【参照記事】
トラブルを防ぐ、業務契約書の作成ポイント
業務契約書企業と直接取引を開始する、または、大きな仕事を受注して、外部へ業務委託して行うような場合には、口約束だけで仕事を進めては、絶対に危険です。取引内容の文書化や業務契約書の作成方法をご説明します。


次に、納品時です。取引先がOKを出して、初めて納品完了となります。納品する際には、「納品書」を発行(※必要に応じて)するようにしましょう。納品が完了したら、「請求書」を発行します。各企業によって、請求書にも締め日があります。例えば、“25日締め、翌月末銀行振込み”という支払条件の場合、納品が25日を超えた場合は、支払いは、翌々月末となります。

企画提案から受注まで


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<見積書、納品書、請求書>のフォーマットは、ワンセットになります。屋号、住所、連絡先などを記載して、エクセルなどの表計算ソフトで作成しておくと便利です。これらの業務ツールは、ネット上に無料でダウンロードできるテンプレートやフォーマットがたくさん公開されています。それらをベースにしてカスタマイズすると、時間をかけずに作成することができます。営業開始する前に、用意しておきましょう。


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