独立して経営者になった人の中で、事業で成功をおさめ、お金持ちになっている人には、ある共通点があります。一方、仕事を高く評価されながらも、収入を増やせない人もいます。この差は、なにから生まれてくるのでしょうか?

会社員は定額給与制だけど、
独立すれば、頑張った分だけ収入が増やせるハズでは…

雑誌フォーブスの記事によると、お金持ちの定義は、「年収1億円」だとか。「金持ち父さん、貧乏父さん」で一躍有名になったロバート・キヨサキさんの定義は、「資産10億円、不労所得が年収1億円」ということです。そこへ“ちょっと待った!”と手をあげて、「幸せな小金持ち」を提唱した本田健さんの定義は、「資産1億円、自分の好きなことをして年収3,000万円」。これだけの収入があると、とりあえずお金の心配がなくなると、著書のなかに書かれています。身一つで稼ぐフリーランスにとって、実現可能な数字は、3,000万円というところでしょうか。

さて、現実はどうかと、国税庁の統計データを調べてみました。以下は、平成17年の個人事業の事業所得者(農業を除く)の所得額別の構成比をグラフにしたものです。一番比率が高いのが、年間所得「100~200万円以下」です。所得金額ですから、経費率を40%で計算すると、推定売上高は、160~330万円程度になります。年収1,000万円以上(推定売上1,600万円以上)を達成している人は、全体の約5%です。

所得階級別納税者数・構成比
(出典:国税庁/申告所得税標本調査結果より)


参考までに、会社員(給与所得)の年収データも見てみましょう。事業所得と金額ランクが違うため、並べて比較はできませんが、構成比トップは「300~500万円以下」となっています。個人の事業所得者と比較すると、年収レベルでは上回っているように見えます。年収1,000万円以上の人は全体の約5%で、この数値は同じです。

給与所得階級別納税者数・構成比
(出典:国税庁/民間給与の実態調査結果より)


会社員は、どんなに頑張っても、その会社の給与規定以上の収入を得ることはできません。しかし、独立して個人事業主になれば、年収は仕事のやり方次第、お金持ちになることも夢ではありません。しかし、現実は、会社員時代の年収を確保するのにも一苦労ありそうです。

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