マイナス思考からプラス思考へ転換するには
さて、エネルギーが充電できたら、うまく頑張る方法を会得したいものです。それには、これまでの悪い流れや自分のパターンを変えることが必要となります。「現在は、過去の結果です。これまでのやり方を変えれば、先に得られる成果は変わってきます。」というのは、成功哲学を勉強していたある先輩から、私自身がもらったアドバイスです。自営駆け出しの頃、次々難題にぶつかり、頭をかかえていた時のことでした。
■うまく行かない時の心の状態
・自信を失くし、弱気になっている。
・自分への評価や人の目が気になる。
・物事を悪い方向へばかり考える。
つまり、マイナス思考に陥っています。また、普段から、物事をマイナス思考でとらえがちな方は、次のことを実践してみてください。自分と向かいあう時間を作ることが重要です。
■プラス思考へ切り替える方法
・現在、頭の中にあるマイナス思考を全て紙に書き出す。
・マイナス要素の言葉を、プラス思考に置き換えていく。
例)失敗するんじゃないか。→失敗に終わったら、そこから学んで次へ役立てればいい。
・これを、繰り返していく。
マイナス思考に陥りがちな時の傾向としては、目の前の仕事や問題が非常に大きくなり過ぎ、しかもその中に自分をすっぽり置いてしまっているので、必要以上なプレッシャーを自ら背負っているような場合があります。
ことの全体像がとらえられ、自分を客観視できて、冷静に対処できれば、心にゆとりが生まれて自ずと解決策は出てくるものです。切り替えトレーニングは、自分を客観的にとらえて、冷静な判断力を取り戻す(又は得る)ために役立つものです。
自分の思考が未来を創りだす
プラス思考になると、人間関係も良くなります。 |
■簡単イメージトレーニング
・自分の理想像に近い人の写真を、目につくところに貼る。
・ああなりたいと思う人の行動や所作を、とにかく真似てみる。
・理想風に見た目(ファッション、髪型)を変えてみる。
これは、形から変えることでアプローチする「行動修正法」と言われるものです。人は自信を持つことで、大きく変わります。「行動修正法」は、自信を持ちたければ、自信があるように振舞え、ということです。
「自信」は、「自分を信ずる」と書きますから、他人に評価され、信頼される前に、自分が自分の力を信じていなければなりません。できると思うか、できないかも知れないと弱気になるか、その思考の差が、自分自身も自分の未来も、大きく左右します。
過去の失敗や自分の思い込み、意味のない不安から、自分自身を自由にして、なりたい自分、理想の自分の姿を描きましょう。すると、自然に前向きな気持ちが生まれてきます。
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