取決め事項は、文書化が大切!
契約書に関する基礎知識は、必須です。 |
しかし、両者の間で取り交わされる言葉そのものに、常に“あいまいさ”が存在しています。さらに人それぞれ、理解や解釈に誤差が生じています。すると、結果、何らかのトラブルが起こった時に初めて、それら(誤差)が表面化してきます。“そう言った、言わない”から“そう思った、そう解釈した”というレベルのトラブルを未然に防ぎ、仕事のツメをしっかりと行うという意味からも、取引内容の文書化、契約書の取り交わしをお勧めします。
業務契約書の作成ポイント
契約とは、当時者間の法律的な拘束を受ける約束事で、当事者双方の意思の合意によって成立します。契約書の内容にどのような項目を盛り込むかということは、当事者の自由意志にまかされています。
作成時の留意点は、次の通りです。
・契約内容に従って、基本条項をおさえる。
・条項には、色々な解釈が成り立つようなあいまいな表現をさける。
・各条項の内容に矛盾が生じないようにする。
以下へ、業務契約書の雛形をご紹介します。基本的な条項や取り決め内容等、作成時の参考にしてください。
■契約書の雛形
・業務契約書雛形/日本SOHO協会
・業務契約のモデル様式/厚生労働省
・業務委託契約書(Web制作)
・業務委託契約書(編集業務)
・ソフトウェア開発委託契約書/社団法人情報サービス産業協会
上記の契約書の内、上の2つは、SOHOワーカー保護の立場から支援団体、管轄官庁が作成したもので、業務契約を交わすよう推奨しています。
業務契約書は、通常、発注する側が2部作成し相互に押印して、それぞれが1部を保有します。
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