仕事も会社も数字で動いている
それでは、自分の会社に視点を移して、「会社の数字」を見てみましょう。■すぐ数字が出てきますか?
・今年の会社の売上目標はいくらですか?
・昨年の会社の年間売上はいくらでしたか?
・利益は、この数年どのように推移していますか?
・業界全体の売上はどのように推移していますか?
会社の売上と利益の関係は、シンプルな計算式になります。
売上=経費(コスト)+利益
日々の仕事は、全て数字で管理されています。 |
一見、売上に直結した営業部署などにいないと、関係ないように思えます。しかし、現在のような売上拡大が難しい時代は、売上が下がっても、利益を下げないことが重要になっています。そこで、どこの会社でも、経費を削減して利益を確保(リストラ)しようとしています。コストを下げる努力をすれば、利益を確保しつつ、販売価格を下げられることを、コスメの例でお話しました。会社も同様です。所属している部署、担当している仕事の範囲でも、コスト削減できることがあるかも知れません。無駄を見つけて、改善する提案ができるかもしれません。
会社の経費の中で一番大きいのが、人件費です。スタッフの立場からすると、「お給料を増やせ~!」と思いますが、支払う立場からすると、会社の利益に貢献していない人は、コスト以外の何ものでもありません。「数字力」がついてくると、コスト意識が芽生えるので、そこが見えてきます。それが、仕事を数字で理解する基本であり、デキル人とそうでない人の評価の分岐点にもなります。
この「数字力」は、どこへ行っても評価される人材になるための基礎力です。是非、日頃から数字で考えるトレーニングを積んで、数字の違いが分かる!ビジネスパーソンを目指してください。
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