起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

数字力をUPするトレーニング!(2ページ目)

「数字」はビジネスランゲージと呼ばれ、ビジネスの世界の共通言語です。仕事がデキル人は、数字に強い人です。そこで、今日からすぐできる「数字力」をアップさせるトレーニング法をご紹介します。

執筆者:塚田 祐子

仕事も会社も数字で動いている

それでは、自分の会社に視点を移して、「会社の数字」を見てみましょう。

■すぐ数字が出てきますか?
・今年の会社の売上目標はいくらですか?
・昨年の会社の年間売上はいくらでしたか?
・利益は、この数年どのように推移していますか?
・業界全体の売上はどのように推移していますか?

会社の売上と利益の関係は、シンプルな計算式になります。

売上=経費(コスト)+利益

数字力
日々の仕事は、全て数字で管理されています。
会社の中では、上へ行けば行く程、数字だけの世界になります。年度の初めに会社では「予算書」を作成します。これは、いくら売上げて、いくら利益を確保するかの予測や計画で、それが1年の目標数値となります。「決算書」は、その結果をまとめたものです。毎日の仕事は、会社が掲げた売上目標を達成するところへ、全て集約されます。ですから、どのポジションにいても、会社全体がどんな数値目標で動いているのかを理解していることが大切です。

一見、売上に直結した営業部署などにいないと、関係ないように思えます。しかし、現在のような売上拡大が難しい時代は、売上が下がっても、利益を下げないことが重要になっています。そこで、どこの会社でも、経費を削減して利益を確保(リストラ)しようとしています。コストを下げる努力をすれば、利益を確保しつつ、販売価格を下げられることを、コスメの例でお話しました。会社も同様です。所属している部署、担当している仕事の範囲でも、コスト削減できることがあるかも知れません。無駄を見つけて、改善する提案ができるかもしれません。

会社の経費の中で一番大きいのが、人件費です。スタッフの立場からすると、「お給料を増やせ~!」と思いますが、支払う立場からすると、会社の利益に貢献していない人は、コスト以外の何ものでもありません。「数字力」がついてくると、コスト意識が芽生えるので、そこが見えてきます。それが、仕事を数字で理解する基本であり、デキル人とそうでない人の評価の分岐点にもなります。

この「数字力」は、どこへ行っても評価される人材になるための基礎力です。是非、日頃から数字で考えるトレーニングを積んで、数字の違いが分かる!ビジネスパーソンを目指してください。

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