「能力目標」を「行動目標」にブレイクダウンする
「能力目標」をたてたら、次に取り組んで欲しいのが「行動目標」に落とし込むことです。
たとえばあなたが「今年はプレゼンテーション能力を伸ばす」という「能力目標」をたてたとします。
しかし「能力目標」だけでは、実際にどのようにプレゼンテーション能力を伸ばしていくか、具体策がみえません。そこで「能力目標」をたてたら、今度はそれを以下のような「行動目標」にブレイクダウンしてみるわけです。
1. プレゼンテーションに関する本を毎月1冊読む。
2. 来月までに、プレゼンの勉強ができるクラブを見つけて入会する。
3. プレゼンのチャンスがあったときには、積極的に自分から名乗りをあげる。最低月1回は、プレゼンをする機会を持つ。
4.自分のプレゼントークを録音し、通勤時間にヘッドホンで聞いてふり返りを行う。気づいた点をノートにメモする。
5. プレゼンのときには、同席者に「良いところ」と「改善点」についてのコメントをもらうようにお願いする。
とまあ、こんなふうに。
行動目標には「期日」と「頻度」を盛り込む
このときの留意点は、大きく2つ。
1つは、「毎月1冊読む」とか「来月までに○○する」というように、具体的な数値を盛り込むこと。
もう1つは、可能であれば、「時間的観点」を入れることです。
要は、「期日」や「頻度」を出来る限り明確に設定するのがポイントなんですね。
もしこの「能力目標」と「行動目標」を1年間継続できたら、あなたのプレゼンテーション能力は1年前とは見違えるように磨かれているはずです。
そして次の年には、「商品知識を伸ばす」ことを目標に1年間努力を続けられたら、あなたはプレゼンテーション能力と商品知識を備えた営業マンになります。
そして次の年は……。
というふうに、毎年「能力目標」と「行動目標」を設定してそれを実践していれば、10年後にはスーパー営業マン、スーパービジネスパーソンになっているはずです。
だからみなさんも、さあ今年から始めましょう。
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