マトリックスで必要なスキルを判断

前回の「スキルを磨くために目標設定を!(前編)」では、能力目標を設定する際に必要な3分類についてお話ししました。

1.基礎的スキル
2.共通スキル
3.専門知識スキル

の3つでしたね。

「能力目標」を設定するときには、「自分が仕事をするうえで、必要なんだけど苦手」な能力やスキルを、正確に把握することが大切です。

当たり前のことですが、必要のない能力・スキルを磨いても仕事に役立てることはできません。また得意な能力・スキルをさらに伸ばしていくことももちろん重要ですが、より直接的な仕事の効果性・効率性の向上を図りたいなら、やはり「必要だけど苦手」の項目を明確にして、まずはそこから手をつけていく方がいいでしょう。

 

「必要・不必要-強み・弱み」マトリックスをつくる

自分にとって「必要なんだけど、苦手な能力・スキル」を把握するためには、右図のような「必要・不必要-強み・弱み」マトリクスをつくって、それぞれの能力・スキルを配置してみると、今の自分の能力・スキルが一目瞭然になります。

ただし自分の姿は、意外と自分では見えないもの。本人は「自分には調整力がない」と思っているのに、周囲からの評価はまったく逆といったことは、よくあることです。

そこでマトリクスをつくったら、妥当性があるかどうか、同僚や上司からコメントもらうとよいでしょう。第三者の意見を参考にしながら修正を加え、マトリクスを完成させるのです。


そしてマトリクスを見ながら「必要度+弱点度」が高いものから優先順位をつけていきます。こうすれば適切な目標設定がスムーズにできるわけです。

このとき注意しなくてはいけないのは、あまりたくさんの数の行動目標をたてすぎないこと。こなしきれなくなり、計画倒れに終わる可能性が高まります。目標の数は、せいぜい3個から5個が限度でしょう。

今年の目標からこぼれてしまった目標は、来年に回せばいいのです。