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スキルを磨く目標設定のコツ 2(2ページ目)

能力目標の適切な選定の仕方と、実現する為の行動目標の立て方について具体例をあげて説明します。ある2つの要素を盛り込むのが達成へのポイント。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

「能力目標」を「行動目標」にブレイクダウンする

「能力目標」をたてたら、次に取り組んで欲しいのが「行動目標」に落とし込むことです。

たとえばあなたが「今年はプレゼンテーション能力を伸ばす」という「能力目標」をたてたとします。

しかし「能力目標」だけでは、実際にどのようにプレゼンテーション能力を伸ばしていくか、具体策がみえません。そこで「能力目標」をたてたら、今度はそれを以下のような「行動目標」にブレイクダウンしてみるわけです。

1. プレゼンテーションに関する本を毎月1冊読む。

2. 来月までに、プレゼンの勉強ができるクラブを見つけて入会する。

3. プレゼンのチャンスがあったときには、積極的に自分から名乗りをあげる。最低月1回は、プレゼンをする機会を持つ。

4.自分のプレゼントークを録音し、通勤時間にヘッドホンで聞いてふり返りを行う。気づいた点をノートにメモする。

5. プレゼンのときには、同席者に「良いところ」と「改善点」についてのコメントをもらうようにお願いする。

とまあ、こんなふうに。

行動目標には「期日」と「頻度」を盛り込む

このときの留意点は、大きく2つ。

1つは、「毎月1冊読む」とか「来月までに○○する」というように、具体的な数値を盛り込むこと。

もう1つは、可能であれば、「時間的観点」を入れることです。

要は、「期日」や「頻度」を出来る限り明確に設定するのがポイントなんですね。

もしこの「能力目標」と「行動目標」を1年間継続できたら、あなたのプレゼンテーション能力は1年前とは見違えるように磨かれているはずです。

そして次の年には、「商品知識を伸ばす」ことを目標に1年間努力を続けられたら、あなたはプレゼンテーション能力と商品知識を備えた営業マンになります。

そして次の年は……。
というふうに、毎年「能力目標」と「行動目標」を設定してそれを実践していれば、10年後にはスーパー営業マン、スーパービジネスパーソンになっているはずです。

だからみなさんも、さあ今年から始めましょう。

 

■関連記事

年末年始に目標をたてよう! 営業マンの個人目標管理

スキルを磨くために目標設定を!(前編)

 

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