営業のノウハウ/営業力関連情報

ストレスは金曜日に捨てよ

働くという過程においては、ストレスがあって当たり前。しかしそれを上手にコントロールすることができるビジネスマンのコツです。過去と未来の2つのポイントを使って、ストレスをなくすコツを伝授します。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

金曜日はストレス解消デー

ITが発達して世の中はずいぶん便利になりました。
けれどもゆとりを持った生活ができるようになったかと言えば、現実はまったく逆。

メールが届いたらすぐにレスポンスを返さなくてはいけなくなったし、ちょっとした隙間時間ができたとしても、一息つく暇もなくお客さんとケータイでやりとりしなくてはいけなかったり……。

IT社会が到来したことで、かえって慌ただしい毎日になってしまいましたよね。「なんか昔よりも、ストレスを感じることが増えてきたよな」って人は、結構多いのではないでしょうか。

もちろんストレスには良いストレスもあります。「今度のプレゼンでは絶対に競合他社に負けないぞ」とか「今月こそ営業成績トップになってやる」といった健全な競争やプレッシャーは、自分にがんばるエネルギーをくれます。

けれども実際には、上記のような良いストレス、いいかえれば「正のストレス」ばかりではありません。むしろ、自分につらい負担となるストレス、つまり「負のストレス」のほうが圧倒的に多いものですよね。この「負のストレス」を膨らませすぎると、ガスを入れすぎた風船のように、最後には自分の心がパンと破裂してしまうことになります。

そうならないためにも、普段からメンタル・ケアをしっかり行っておくことが大切。定期的にストレス解消をすることで、“心のガス抜き”を行いましょう。

ビジネスパーソンの多くは、月曜の朝から金曜の夕方まで働いています。一番いいガス抜きのタイミングは、やはり1週間の仕事が終わった金曜日の夕方。今回は「ストレスは金曜日に捨てよう」というテーマで、いい金曜の夕方と夜の過ごし方についてお話ししましょう。

自分で自分をほめてあげよう

金曜日に仕事が終わったら、まずやってほしいのがスケジュール帳を開いて今週1週間を振り返ること。場所は喫茶店でも電車の中でも構いません。

手帳を見返せば、「月曜日はこのお客さんとやっと契約が結べたんだよな」とか「水曜日には課長からほめられたな」といったように、いろんな出来事がよみがえってきます。

すると「今週も忙しかったけど、結構がんばったじゃん」と自分で自分をほめてあげたい気持ちになれるはず。普段は例え自分に厳しい人でも、この日だけはしっかり自分をねぎらってあげましょう。ただし「今週はあれもできなかった、これもできなかった」とネガティブ・レビューを始めてしまうと、かえってストレスが溜まってしまいます。あくまでも振り返りはポジティブに行ってください。

来週の予定をチェック

今週1週間を振り返ったら、次に来週1週間のスケジュールをチェック。来週のシミュレーションをしておきます。

未来の予定が立っていないとき、人は漠然とした不安を感じるものです。だから金曜の夕方のうちに、来週は具体的にどんな仕事に取り組めばいいのかを把握して、ざっと段取りまで考えておくわけです。

これを金曜の夕方のうちに済ませておけば、週末はスッキリとした気分で過ごせます。「来週もがんばるぞ。そのために週末に英気は養うぞ」という前向きな気持ちで休みを満喫できるはずです。

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