現代の階段

かつての箱階段は、家屋の中の動線上便利なところに位置していました。
それは近くにいつも人がいて、何かしらの用事をしていたためです。
箱階段くらべ、現代の階段は昇降手段としてのみ用いられます。したがってまずは1階の間取りを考え、その流れで階段の位置を考えるのが一般的です。そうするとあまり魅力的な階段にはならず、プランも画一的になりやすい傾向があります。土地形状や家族人数にもよりますが、一番はじめに階段をどこに配置し、どう見せるかを考えてみてはいかがでしょうか?


階段は重要な設計ポイント

階段は垂直方向の違った領域同士を結合する変換装置であるとともに、それ自体がシンボリックな存在でもあります。
しかし現代の日本の住まいでは、かつてあった箱階段のように工夫や演出をされた階段があまり見られません。もちろん階段は安全であることが重要ですが、その上で大きな遊具や装置と考えてみてはどうでしょう。すると住まいの中に自然と「ゆとり」や「うるおい」が生まれてきます。
建物全体を考えた時、階段をどうつくるかはとても重要な設計ポイントであり、大切なキーワードにもなるのです。






左側には和室
右側からリビングへ行く



設計:毛綱毅曠建築事務所
(佐川が独立前に勤めていた)



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