注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

第9回 追加・仕様変更はいつまでOK?

追加変更工事で心配なのが、追加料金ですね。できる限り費用を抑えるために施主が気をつけたいことは、申し出るタイミング!現場工事の二度手間を防いで、現場の人にも快く変更工事を引き受けてもらいましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

お助けWebセミナー 第9回
追加工事・仕様変更はいつまでOK?
 


「仕様変更」のタイミングを外すと多額の出費が発生!?


家は他の物と違って、完成品を買うものではありません。ですから、家をつくっていく過程で、どうしても仕上げを変えたい、図面でイメージしていた空間と違った、などというように変更、調整が要求されます。最初に打ち合わせをした図面通りに家をつくったという人は稀でしょう。

満足する家を建てるためには、変更は時として必要になるものです。ただし変更する際、仕上がってからでは多額の費用が発生することになります。費用がかからず、また現場の職人さんに迷惑がかからないようにしたいですね。変更願いのタイミングをおさえておきましょう!

【主な変更工事の種類と変更可能な時期】
変更工事項目   最終変更可能時期
間取り 着工前
建物の配置 基礎、堀削前
サッシ・外部建具の位置 筋違い工事中
サッシの色 施工会社がサッシメーカーに発注して、1週間以内ならば変更可
屋根材 上棟式の少し前
外壁の色など 外壁防水シート貼り工事中
設備機器の位置 床根太工事中
キッチン 色決定から3週間で現場に搬入
外国輸入キッチンは相談
床材の材質や色 床根太工事中
内部建具の材質の大きさ 間仕切り壁工事中
電灯・コンセントなどの位置 間仕切り壁工事中
浴槽 間仕切り壁工事中
内装仕上げ材 色決定から標準品で1週間以内
設備機器の色 色決定から標準品で2週間以内
タイルの色 色決定から標準品で1週間以内
輸入材・特注品 確認すること


それでは、追加変更工事によるトラブルを避けるには、どうすればよいのでしょう?次ページでガイド佐川がアドバイスします!
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