住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

間取り(平面)の次は断面をチェックしましよう

住まいづくりの際、建て主が最初にみる図面は間取り図(平面図)で、次に立面図をみることになります。しかし、縦空間の検討がされていない立面だと、住み心地が考えられた立面とは言えません。平面・立面・断面、この3つを行ったり来たりすることが大切です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

図面にはどんな種類があるの?

まず建築の図面にはそのようなものがあるのか、大まかに知っておきましょう。

一戸建て住宅をつくるには、約15~16種類の図面が必要になってきます。
これらは大きく「意匠」「構造」「設備」の3つのグループに分ける事ができます。

なぜこのように多くの図面が必要なのでしょうか?

これらの図面にはそれぞれ役割があります。
その役割は「施主」と「施工会社」でそれぞれ違います。

建て主は図面を見ながら設計内容の確認や説明を受け、自分の考えがしっかりと伝わっているかを確認する。
施工会社(工務店や建設会社)に対しては、実際に建物を建てるための指示書となっています。
 

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建築の図面について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください→設計図面ってどう見るの?

平面から断面も検討する

住まいづくりでは建て主の希望を聞いた設計者が図面をまとめていきます。

図面にはどんな種類や役割があるのか簡単に説明しましたが、その中で建て主が最初にみる図面は間取り図(平面図)で、次に姿図(立面図)をみることになります。
そこで建て主はこんな形の家が建つのかとイメージできるでしょう。

しかし、光の入り方や風の取り入れ方などまで検討された平面では、窓の高さや大きさも変わってきます。
そうして住み心地が考えられた立面の姿になってくるのです。

間取りを考える際は、平面ばかりでなく窓の高さや天井の高さなど縦の空間もわかる断面もよく検討し、最終的な立面の姿になることが望ましいのです。

次のページでは、平面図と断面図で確認するポイントをみていきましょう。

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