注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

第8回 施主も参加する家づくりの儀式

地鎮祭、上棟式をご存知ですか?今では少なくなっていますが、実は職人さん、設計士との交流や新居生活を考える時、家づくりにおいてあるべくしてある儀式なのです。今回はこれらの行事とは何かをご紹介いたします。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

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「施主も参加する家づくりの儀式
 

土地を購入して家を建てる場合、2つの大きな儀式があります。
地鎮祭上棟式です。儀式の方法は、地域の風俗習慣の差によって多少異なりますが、神式であればそれ程大きな違いはありません。


地鎮祭
地鎮祭は工事に先立ち土地の神を祝って敷地を清め、工事中の安全と建物の末永い加護を願う祭りです。神主が式を執り行うので、神社との打ち合わせが必要になります。1ヶ月前には建てる家の近くにある神社を探しだし、1週間前までには設計事務所や施工会社と相談して次の事項を神社の方と打ち合わせをして下さい。

1 日時と場所(大安・先勝・友引)
2 施主の氏名、施工会社、設計者名
3 参加者の人数(玉串をお供えする人数)
4 神餞品(お供え)をどちらで用意するか
5 神主の送迎はどうするのか
6 神主への謝礼の金額

式に必要なものは神主さんが用意してくれますが、神餞(米・塩・山の幸3種、海の幸3種、畑の物3種、お神酒)は、神主さんの指示を得て、施主や施工者が用意することがありますので確認が必要です。式そのものは30分位で終了します。その後、その場で直会(なおらい)を行いますが、その時の飲み物やおつまみは施主側で用意しなければなりません。

●地鎮祭に必要な経費
 
◎神主祝儀 30.000円/1人
◎飲み物、おつまみ 20.000~30.000円
◎祝儀 (都市部では出さない所が多い) 5.000~10.000円/1人
合計  60.000 ~ 70.000円


◆上棟式の行事進行、経費は?→次のページへP2
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