どんな間がありますか
建築図面で平面図といわれるのが間取り図です。間をとる図ということで、間に関する言葉を探してみましょう。
・間が悪い | ||
・間がぬけた | } | 時間と空間を1つにした考え方 |
・間にとって | ||
・間にあって | ・・・ | 空間的意味 |
・間がもたない | ・・・ | 時間的意味 |
など、間のつく言葉には、時間と空間のそれぞれの意味をもっていることがわかります。
間取りのつくり方を考える
間取りを考える際、ますは部屋数を確保し、リビング、ダイニング、キッチン、そして、サニタリースペースなどの順に考えていきます。しかしそれではやや画一的で箱のよせ集めになってしまいます。敷地の大きさや周囲環境にもよりますが、やはり空間の演出には「間」をつくることが大事です。間をどの場所でどのようにつくるかが、住まい全体の豊かさにつながります。具体的には吹抜け、階段、廊下などです。この他に土間、縁側、テラスデッキなどもあります。これらが共有空間と個室空間とのつながりをつくってくれるのです。
吾輩は建築家
珍野苦沙弥邸を猫と歩いていたら、中座敷でひと休みしたくなりました。文章でいえば句読点です。ひと休みをするための床を考え、畳からフローリングに変え、フリースペースとしてみましょう。これもまたメリハリがあって良いのではないですか?
・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
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