京都グルメ/京都の和食

和ごころ 泉(2ページ目)

「料理」「器」「心(おもてなし)」の三拍子そろった割烹「和ごころ 泉」。料理はもちろん、器使いのセンスが特筆物の京都の一軒です。

執筆者:麻生 玲央

夜のコースより。

梅酒。 〆張鶴。
まずは梅酒が供されます。程良い円やかさ。 写真の徳利は「永楽和全」! ぐい呑みは三輪休雪です。他にも加藤卓男など、どちらも人間国宝による「ぐい呑み」が登場です。
それでは、7月の夜コースから御紹介です。


・先附
丹波牛。
先附でいきなり三浦竹泉の器が登場!
先附は、「丹波牛」と、「雲丹」に「白ズイキ」を織り交ぜた料理です。一皿目からいきなり「三浦竹泉」の器が惜しげもなく登場するという、気前の良い器使いにヴォルテージが一気に上がります!

丹波肉の刺身は、色合いが見事なほど美しく、きめ細かいサシが入っていながら引き締まった肉質で、噛みしめると思わず酔いしれるほどの至福の旨味(甘味)感。

雲丹と白ズイキのほうも、京料理らしい上品で繊細な味わいで、大地の恵みである菜の繊維質な歯応えと、海の恵みである雲丹の甘味が、口の中で優しく解け合います。

次ページでは、この季節ならではの椀物を御紹介します
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