一期一会のおもてなし


・お薄
おうす。
おうす
そして水菓子の後は、お薄で〆。写真の茶碗は、200年前の唐津ですが、他にも人間国宝である清水卯一の茶碗も出てきました。こういう一期一会ともいうべき太っ腹な器使いが、言葉よりも遙かに心に響いてくる「おもてなしの心」なんですよね。感謝感激を通り越して三拝九拝もののコース内容でした。

器は料理の着物

泉さんご夫妻。
泉さん御夫婦。
料理の凄味はもちろん、人間国宝の器から、名だたる骨董まで、惜しげもなく料理と合わせて供していただけるのは、嬉しさ以上に驚きすらあります。やはり、素晴らしい器(骨董)こそ使ってなんぼ。

創意工夫を凝らした料理だけでも十分堪能させてもらえるのですが、魯山人がいみじくも「器は料理の着物」と言ったように、佳い器で戴くと、その料理が一段と引き立って、えも言われぬ食べる喜びに包まれるのです。

料理も超一流であれば、それを盛る器もまた特別な器であるべきですし、ここは「料理」「器」「心」、と三拍子そろった正真正銘の名店といえるでしょう。

京料理を食べ慣れた食通の方はもちろん、器好き、器の知識をお持ちの方々には、是非とも訪問していただきたい一軒ですね。

注) 2016年2月に「和ごころ泉」は移転されました。当記事は移転前の過去記事となります。新しい店データは下記の通りです。

<DATA>
・店名: 和ごころ 泉
・所在地:京都市下京区烏丸仏光寺東入ル一筋目南入ル 匂天神町634-3
・アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」徒歩約2分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:075-351-3917

移転後のコース料理はこちらをご参考までに

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。