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ウイスキー&バー/ウイスキーが旨い飲食店

33回 女性が集うバル、splitz’青山(2ページ目)

洋酒とおいしい食事を愉しめるバルとバーラウンジを併設した店が『スプリッツ アオヤマ』。店鋪開発から設計まで女性チームがプランニングして生まれた“女のためのバル”。なるほど、と頷かされることばかり。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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タワーから1対7のハイボール

ハイボール
タワーから注がれた新しいウイスキーソーダのスタイル。高圧、繊細な泡のソーダが味わいを深める
飲んだのは角をベースにしたソーダ割りの3品。どれもズングリまるっこい、
まあ可愛らしいっちゃ、可愛らしい薄口のタンブラーで出される。
最初試したのは「Dry Splitz」(¥380)。これは角とソーダの比率1対7。ウイスキー飲みにとっては薄過ぎるし、これだけソーダで伸ばしたらウイスキーの香味が崩れるのではと思う。たしかに薄い。アルコール度数も約5度と低い。でもドライな感覚の中にウイスキーの香味は残っている。そして料理とよく合うから恐れ入った。
秘密はサーバーにあった。仕様は3月の記事「春だ!角だ!最強ハイボールタワーだ!」で紹介したハイボールタワーと同じ。この店のは赤い細身のすっきりシュールなスタイリングのタワーだが、そこからサーブされる冷涼さが香味の崩れをしっかりとガードしている。
ハイボールタワー
赤い細身のすっきりとしたスタイルのハイボールタワー
普通に氷、角、ソーダと入れてつくったら、シャブシャブの間抜けな味になるだろう。タワーだからできる味わいだ。
ウイスキーを飲んでみたいと思っても一般的なお店で出されるものは香味も度数も強過ぎる、と感じる女性は多い。料理を愉しみながらウイスキーのおいしさ知り、親しんでもらうために試行錯誤して生まれた比率、と小出理紗氏は教えてくれた。そして生ビールの中ジョッキさえもてあます女性は多い。ジョッキのハイボールも同じ。だからほど良い大きさ形状のタンブラーになったという。

次に角にソーダとトニックウォーターを加えたソニックタイプの「Mild Splitz」。
これもタワーからサーブされる。トニックの爽やかな甘みがあり、ウイスキー飲みにしてみればジンジャーエールのような感覚。ところが料理を口にしながらに飲めば、なかなかのカクテルなのだ。
と、言いつつもわたしはやはり1対4の角ハイボールに落ち着く。酒飲みは角ハイボールを飲めばいいのだ。1対4ももちろんタワーからサーブ。
 

自家製フルーツウイスキーもおすすめ

ハイボール
これがフルーツウイスキーとハーブウイスキー
1対7の発想なんぞ、長年ウイスキーを飲みつづけ、タフな味わいに慣れ過ぎたわたしなんぞには生まれっこない。どんな愉しみ方でもいいじゃんか、と言いつづけていながら、自分なりにウイスキーの味わいの幅に足枷をつくっていたことになる。
またこのくらい思い切った発想と試みをしなければ、ウイスキーに馴染みのない人が口にしてくれたり、さらには新しいウイスキーファンを増やすことはできないだろうとも思った。
さらには女性におすすめのウイスキーカクテルがある。フレッシュなフルーツ、ハーブをウイスキーに漬け込んだ、自家製フルーツウイスキー、ハーブウイスキーだ。果実の甘み、ハーブの香りがウイスキーの深い香味にじっくりと溶け込んでいてなかなかいける。
次の3ページ目ではバーラウンジについて語ろう。賑やかなバルの空間から、しっとりと落ち着いたバーへ。その変化を楽しむ女性客は多い。
(次頁へつづく)
 
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