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ウイスキー&バー/この店の、この一杯

この店の、この一杯 第39回 神楽坂『フィンガル』は隠れ家的(2ページ目)

本多横丁の通りに面しているのに、ひっそりとした隠れ家的な『バー フィンガル』。オーナーバーテンダー谷嶋元宏氏はウイスキー好きで、彼と話していると時間をついつい忘れてしまう。やがて名店と呼ばれるはずだ。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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ボトル
ウイスキー好きの谷嶋元宏氏。いま谷嶋氏がおすすめの3本。
まずボウモア12年。これはオールドボトル。大学院生の頃に飲んで、強烈な印象を受けた思い出の一瓶。それはそうだろう。その頃、ボウモアを置いているバーなんて少なかったし、モルト自体そんなに知られていなかった。でも谷嶋氏は飲んでいた。ウイスキー好きであり、好奇心旺盛な学生だったに違いない。
次にマッカラン1967・18年。これは深い味わいの逸品だ。濃厚で甘みがある、そして複雑だ。
もう1本はジャパニーズ。山崎シェリーウッド1982。谷嶋氏は傑作だと言うが、私も同感。シェリーの力強さ、良さが素直に伝わってくる。


で、こうやって1本1本飲みながら谷嶋氏と話していると、7時が9時、10時になってしまうのだ。何故か人を饒舌にしてしまう男で、ついつい4杯、5杯になる。
神楽坂まで来たんだから、まあいいか、と自分を納得させる。そして店のある本多横丁から神楽坂へ出て、ブラブラと酔いざましに散歩する。これがまたいいのだ。

ちなみに店名のFingalだが、これはスコットランドは西ハイランドのオーバン辺りを治めていたケルト民族の領主の名だ。
これだけでもウイスキー好きだってことがわかる。普通の人はそんなこと知らないはずだ。といってマニアックな男ではない。いい気分で飲ませてくれる、いいバーテンダーだ。


Bar Fingal
東京都新宿区神楽坂3-1 美元ビル1F
Tel.03-3235-2378
19:00~2:00 日祝休
チャージ¥1,000、ウイスキー¥1,000~、ボウモア12年(オールドボトル)¥1,200、マッカラン1967・18年¥3,000、山崎シェリーウッド1982¥2,000、カクテル¥1,000~、グラスワイン(赤・白)¥1,200、ボトルワイン¥5,000~
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
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