アンチエイジング/アンチエイジング基礎知識

骨と関節のアンチエイジング(2ページ目)

美しいボディラインを支える骨、しなやかな動きをつくる関節を健康に保ち、骨粗しょう症や関節炎などを予防して20代からアンチエイジングの礎を固めましょう。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

骨の老化を予防する食事


骨はカルシウムの貯蔵庫として働いています。つまりからだの栄養として必要になった場合、骨からカルシウムを取り出して使うのです。インスタント食品やファーストフードばかり食べていると、カルシウムが不足して骨からカルシウムを取り出してしまうので、骨密度は低く骨がもろくなりがち。

そこでカルシウムを多く含む小魚、大豆製品、乳製品などを摂るように心がけましょう。ガイドがオススメするのは、カルシウムが豊富で低カロリーのスキムミルクをお味噌汁やシチューなどに入れること。コクが出ておいしいですよ。大豆製品にはイソフラボンというエストロゲンに似た成分が含まれて、骨に含まれるカルシウムが溶け出してしまうのを防ぐ働きが期待できます。

骨はカルシウムできていると思いがちですが、実はコラーゲンやタンパク質などが約3割、残りの7割がカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル成分でできています。肉や魚に含まれるタンパク質も骨の成分として欠かせません。

日光に浴びてできるといわれるビタミンDは、青背の魚や干しシイタケから摂取できます。骨の形成に欠かせないビタミンKも乳製品、納豆、緑黄色野菜、海草類に含まれています。

骨の老化を予防する運動と生活習慣

//pro-aa.s3.amazonaws.com/aa/gm/article/1/9/6/6/0/dunbel.jpg
ジョギングなどにダンベル運動を加えて骨に少しだけ負荷をかけるのが、骨の老化を防ぐ運動のポイント
骨の老化を防ぐ運動は、ジョギングや自転車こぎとともに、ちょっと筋肉に負荷をかける運動を取り入れることです。大股で早歩きをしたり、1段またぎで階段を昇ったり、ダンベル運動や筋トレなども無理のない範囲で行うと骨の老化を防ぎます。ただし、骨密度が低い状態で筋トレなどを行なうと骨折の危険もありますから、骨密度の測定をして異常がないかどうか確認しましょう。

喫煙や過度のアルコール摂取は骨の栄養に欠かせないビタミン類を破壊し、骨密度を低下させる要因になります。また肥満も骨に大きな負担となり、運動不足にもなりやすいので、骨の老化を早めるといわれます。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    (ミーコ)明日きれいになれる!ビューティ特集&コラム

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます