骨の老化を予防する食事
骨はカルシウムの貯蔵庫として働いています。つまりからだの栄養として必要になった場合、骨からカルシウムを取り出して使うのです。インスタント食品やファーストフードばかり食べていると、カルシウムが不足して骨からカルシウムを取り出してしまうので、骨密度は低く骨がもろくなりがち。
そこでカルシウムを多く含む小魚、大豆製品、乳製品などを摂るように心がけましょう。ガイドがオススメするのは、カルシウムが豊富で低カロリーのスキムミルクをお味噌汁やシチューなどに入れること。コクが出ておいしいですよ。大豆製品にはイソフラボンというエストロゲンに似た成分が含まれて、骨に含まれるカルシウムが溶け出してしまうのを防ぐ働きが期待できます。
骨はカルシウムできていると思いがちですが、実はコラーゲンやタンパク質などが約3割、残りの7割がカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル成分でできています。肉や魚に含まれるタンパク質も骨の成分として欠かせません。
日光に浴びてできるといわれるビタミンDは、青背の魚や干しシイタケから摂取できます。骨の形成に欠かせないビタミンKも乳製品、納豆、緑黄色野菜、海草類に含まれています。
骨の老化を予防する運動と生活習慣
ジョギングなどにダンベル運動を加えて骨に少しだけ負荷をかけるのが、骨の老化を防ぐ運動のポイント |
喫煙や過度のアルコール摂取は骨の栄養に欠かせないビタミン類を破壊し、骨密度を低下させる要因になります。また肥満も骨に大きな負担となり、運動不足にもなりやすいので、骨の老化を早めるといわれます。