アウトドア料理「パエリア」レシピ
今回ご紹介するのは、アウトドアならではの、炭火で炊き上げる野外パエリアの作り方です。 この作り方なら、通常のパエリア作りで必要な、ブイヨンを取ったりトマトソースを作ったりといった面倒な作業は必要なし。具を焼いて米と炊くだけでとてもおいしいパエリアができてしまいます。 是非野外で挑戦してみてください!
パエリアの材料(3人分)
パエリアの作り方・手順
パエリアの作り方
1:鶏肉を一口大に切る。
まずはバーベキューグリルなどに炭火を起こします。 火がほどよい熾き火になるまでの間に下準備をします。 鶏肉を一口大に切ります。ボールに大さじ2杯程度オリーブオイルと塩小さじ1/2程度(分量外)を入れ、そこに鶏肉を加えてよく和えます。
2:魚はウロコと内臓を取り、よく洗って水気を切る。
魚はウロコと内臓を取り、よく洗って水気を切ります。ヤリイカもよく洗って、水気を切っておきます。 ヤリイカと魚を、鶏肉同様にボールに入れて塩とオリーブオイルで和えます。
3:サフラン水を作る。
焼き網に50cc程度の水を入れたシェラカップを置き、少し温めます。ぬるま湯になったら火から外し、サフラン一つまみを加えてそのまま置き、サフランの色と香りを抽出させたサフラン水を作ります。
4:炭火で焼く。
オリーブオイルで和えた鶏肉と魚とヤリイカとを焼き網に載せて、グリルします。表面が香ばしく焼けたら、火からはずします。中まで火が通っている必要はありません。 フルーツトマトとパプリカも炭火で焼きます。トマトは全体が柔らかくなり少し焦げ目が付くまで焼きます。
5:パプリカはひっくり返しながら焼く。
パプリカは写真のように皮がまんべんなく焦げるまで、ときどきひっくり返しながら焼きます。
6:ニンニクを加えて炒く。
焼き網にパエリアパンなど(ここでは直径32センチのスキレットを使っています)を載せます。 オリーブオイルを入れ、包丁の腹で潰したニンニクを加えて炒め、オイルにニンニクの香りを移します。 香ばしい香りがし、ニンニクが色づいてきたら、ニンニクは取り除きます。
7:パンチェッタかベーコンを鍋に入れ、炒める。
粗いみじん切りにしたパンチェッタかベーコンを鍋に入れ、炒めます。
8:米とオイルをなじませる。
米を加え、全体を混ぜ合わせて米とオイルをなじませます。 そこに水を注ぎ入れ、全体が同じぐらいの厚さになるよう、米をならします。
9:全体に満遍なく火が当たるようにする。
そこにパプリカ以外の具、つまり鶏肉、魚、ヤリイカ、よく洗ったアサリ(砂抜きしていないものはあらかじめ砂を抜いておく)、トマトを並べます。 このときトマトとアサリ、鶏肉は米の中に押し込むようにし(トマトはつぶれても一向にかまいません)、魚とヤリイカは米の上に置くようにします。 ときどき鍋を回し、全体に満遍なく火が当たるようにします。 火加減はガスコンロの弱火程度になるよう調整します。
10:サフラン水を全体に満遍なくそそぐ。
水分が減り、アサリの殻が開いてきたら、サフラン水を米肌が見えているところを中心に全体に満遍なくそそぎます(できあがったときに多少ムラができますが仕方ありません。霧吹きにサフラン水を入れて全体に吹きかければムラなく仕上がります)。
11:焦がしたパプリカの皮をむく。
この間に、焦がしたパプリカの皮をむきます。 むき終わったら適当な幅に縦に裂き、パエリアの上に並べていきます。
12:完成。
ご飯を少し食べてみて、米にほどよい硬さと弾力がある、いわゆるアル・デンテの状態になったら、出来上がりです。 途中で水がなくなって焦げそうになるなら、適宜少しずつ追加してください。 日本の炊き込みご飯風にふっくらとした仕上がりにしたければ、炊き込むときにフタをします、その際には水の量を減らしてください。 スキレットを使う場合は、まだ少し芯が残っている状態で火から外し、余熱で火を通します。
ガイドのワンポイントアドバイス
白身魚は今回はメバルを使いました。その他カサゴや鯛、アンコウ、タラなどがおすすめです。またエビやハマグリやムール貝などを入れてもおいしいです。米は3~5分づきぐらいがおいしいと思いますが、白米でも結構です。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。