アロマテラピー/アロマテラピーの基礎知識

アロマオイル(精油)の主な基材について(3ページ目)

精油以外でアロマテラピーで使ういろいろな材料について、いくつかの種類をご紹介します!精油と基材で、手作りコスメやルームスプレーなどを作ることができますよ。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

代表的な水性の基材 芳香蒸留水

naid/朝摘みばら水
人気のバラの芳香蒸留水。香りはもちろん、お肌への引き締め作用も期待できます!
naid/朝摘みばら水
?1,890(税込)
水蒸気蒸留法という方法で植物から精油を採りますが、このときに同時に精油ではない液体が採取できます。これが「芳香蒸留水(ほうこうじょうりゅうすい)」です。別名、フローラルウォーターとも呼ばれます。例えば開花したラベンダーを刈りとり、水蒸気蒸留するとラベンダー精油が採れ、同時にラベンダーの芳香蒸留水が採れるということです。

芳香蒸留水には、極少量ですが、精油も混ざっています。そのため、香りがしますし、精油と同じように有効性があるのです。使い方は精油と同じように、そのままアロマバスにしたり、アロマコスメを作るときの材料にできます。精油と違う点は、キャリアオイルなどに薄めずそのまま肌に塗れる点。芳香蒸留水を化粧水として、ガイドも毎日ローズウォーターを使っています!


そのほかの基材

他にも色々な基材がありますが使用頻度の高いものを挙げました
他にも色々な基材がありますが使用頻度の高いものを挙げました

  • 手作りでアロマコスメを作るときには水が必要になります。純度の高い精製水、軟水ミネラルウォーターを使います。

  • エタノール
    薬局で売られているエタノール(エチルアルコール)には一般的に2種類あります。無水エタノール(エタノールが99.5%以上)と消毒用エタノール(エタノールが約76.9 ~81.4%)です。用途に合わせて使い分けます。例えば、手作りコスメでは無水エタノールを使うことがほとんどです。

  • グリセリン
    こちらもアルコールに分類されるものですが、エタノールよりもしっとりとしています。水によく溶けるため、保湿目的で水と混ぜて手作りアロマコスメの材料として多用されており、薬局で販売されています。

  • 蜜蝋(ミツロウ)
    ミツバチの分泌物から得られるロウです。キャンドル、軟膏(クリーム)などの基材として使われます。精製度が低いものは、黄土色をしています。一般には口紅をはじめコスメ材料、カヌレ(フランスの菓子)などに使われます。

  • カオリン
    見た目は白いさらさらとした粉ですが、クレイの1種です。湿布やパック剤の基材に古くから使われてきました。アロマテラピーでも精油と混ぜてクレイパックを行います。

これらのほかにも、アロマテラピーを楽しむためにいろんなものが使えます。ですが、アロマテラピーは精油なくしては実施不可能!まずは精油を手元に揃えてくださいね!
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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