アロマテラピー/厳選アロマオイル・精油の効能と使い方

心の迷いを癒す香り 「パチュリ」

パチュリは一癖ある香り。でもだからこそハマる魅力的な存在です。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

パチュリ

(Pogostemon cablin)
シソ科の草本
葉(全草)を水蒸気蒸留にて採油

パチュリは見た目は私たちの食卓にあがるシソにそっくり。枝先につけるお花も淡紫紅色です。乾燥すると葉に芳香が出るため、古くから衣料の香り付けや防虫の目的、さらには浴用に使われてきました。


パチュリのアロマ効果

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「迷い」が生じたらパチュリでじっくり自分を見つめたい。
パチュリの香りは初級レベルの人が香ると、少し大げさですが言葉を失います。つまり「濃い」「独特」「表現できない香り」。でも本当に魅力的なエッセンシャルオイルです。それは、上級レベルにいくと、パチュリが好きな人がぐっと増えることからもわかります。ちなみにガイドのスクールでもパチュリ好きがたくさんいます。でもほとんどの人が最初は複雑な印象をこの香りに持っていました。奥の深い魅力、噛めば噛むほど・・的なひとくせある香りです。スパイシーだし、草っぽさもあり、甘さもあります。言葉で表現するのが難しい複雑な香りがパチュリの魅力です。


パチュリの香りは、メンタル効果に非常に優れます。心に客観性を持たせて、落ち着きを与えます。迷いがあるときに良いのではないでしょうか。芳香浴で使ってください。夜、眠るときや一人の時間に部屋でこの香りと共に過ごすと、心が不思議と安定します。

スキンケアでは、にきび、荒れた肌などにも効果的なため、アロマローションやクリームの材料に使うのもオススメです。ほのかに香りが残ります。

また、衣類の防虫目的で、コットンに数滴、染み込ませたものを引き出しに入れておくのもステキです。驚くほど香りが持続します。


■ 注意
色が濃くついてます。ハンカチなどにはシミになることがあります。注意しましょう。

■ ガイドからひとこと提案
ベチバーなどと同じように香りがとても残ります!


参考文献
『84の精油』ワンダー・セラー著 高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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