新しいグループのカメに遣う!
今度は、カメを含めて、ある程度両爬飼育をしてきた方が、ちょっと今までとは別のグループの生き物を飼ってみようかなと考え、それにカメを選んだ場合を見てみましょう。まあ、こういうレベルの方なら、必要な飼育器具はすでに持っている、あるいは飼育設備にかけるお金は、どうしても必要な経費としていくらでも金をかける覚悟がある、という感じでしょうから、12,000円はいっぱいいっぱいまで生体の購入に遣えるとしましょう。
ここでは、「初めてそのグループに手を出す」としたら、という視点で見ていきます。
定額給付金で買いたいバタグールガメ科
水生種ではベニマワリセタカガメが、意外にもこの価格帯で流通しています。遊泳力もあるし、やや大きくなってしまいますが、そういうところは実に水生カメらしい姿で、コストパフォーマンスが高そうです。また、かわいらしさと、やや飼育にコツがいるというハードルの高さが楽しめるニシクイガメもターゲットになるのではないでしょうか。入り口だからもう少しハードルが低い方がイイという方にはマレーハコガメは、かわいいし飼育が楽しそうです。陸生傾向が強い種類は、ターゲットが減りますがオススメは南米のマンヤマガメは美しいですし、飼育もそれほど大変ではありません。それと、誰しも一度は憧れるトゲヤマガメもせっかくの陸生種はじめで、この価格帯なら候補にしたいところです。
定額給付金で買えるヌマガメ科
水生種では、ベビーならばダイヤモンドバックテラピンのキタ亜種がギリギリでこの価格帯ですから、実にオススメです。他に類を見ない美しさですから。残念ながら陸生種では、この価格帯は厳しそうです。イベント等でミツユビハコガメのベビーあたりならなんとかなりそうですが。定額給付金で買えるドロガメ科
12,000円ならば、比較的選択肢もあるようですが、ちょっと私が気になったのはホオアカドロガメなんかどうでしょう?キレイですし、あんまり流通もしていないのでおもしろそうです。12,000円でおつりがかえってくるみたいですし。定額給付金で買える曲頚類
首が長いのを飼いたいところですが、12,000円で買える範囲となるとジーベンロックしかないわけで、これはちょっと大きくなってしまう可能性に若干抵抗を持ってしまいます。もちろん、首の長さを十分に堪能できるという意味ではオススメです。どうしても、私は可愛らしかったり、キレイだったりする種類に目が行ってしまいます。
ショップさんによっては予算オーバーかもしれませんが、ニシキマゲクビガメはいいのではないでしょうか?
定額給付金で買えるその他のカメ
なかなか他のグループの水生ガメでは、この価格帯では適当な種類はないのですが、もしもスッポンを飼ってみたいという方ならば、アルビノスッポンなんていかがでしょう?美しいですし、飼育法も確立していますので楽しいでしょう。定額給付金で買えるリクガメ
やはりギリシャリクガメがイチオシということになります。12,000円ならばアラブ亜種以外でも購入できそうな亜種が選べることもあります。ちょっとリクガメっぽくないのですが、変わった種類を飼ってみたいという方にはベルセオレガメやホームセオレガメという選択肢もあります。日本ならばこっちの方が飼育には向いているかもしれませんし。
さらに上を行くマニアが遣う!
さて最後は、もうガッツリと両爬飼育にハマってしまっている方や、金銭感覚がマヒしてしまっている方々は、12,000円をどう遣いましょう?ハッキリ言って、こういう方たちにとって12,000円では、満足のいく新規生体の導入は考えにくいと思います。
で、こんな方にご提案するのは洋書の購入です。海外のカメの本を何冊かまとめて購入するもいいのですが、コチラのサイトで発見した「世界リクガメ・水棲ガメ シンポジウム2002年会報」。価格も11,800円ということですし。
コチラの本、編集に4年間をかけて、全600ページ余、カラー写真305点というのですから、こんな贅沢なカメ本は最近ではあまり見かけないのではないでしょうか?
まさに、特別なお金の遣い方です。
とにかく、貴重な12,000円です。自分の納得のいくように遣いたいものですね。
次回は、トカゲのための定額給付金です!
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