中国旅行(基本情報・日本からのアクセス)(4ページ目)

中国の通貨と両替

■通貨について
中国の通貨は「元（ユエン）」、英語では「RMB」と表記します。元以下の単位は「角（ジャオ）」と「分（フェン）」があり、１元＝10角＝100分。これは正式な通貨単位ですが、口語では元を「快（クァイ）、角を「毛（マオ）」と呼びます。現在流通している通貨は1999年に発行が開始された第5版で、硬貨は1、2、5分、1、5角、1元の6種、紙幣は1、5角、1、5、10、20、50、100元の8種。1元以上の紙幣は、毛沢東の同じデザインで統一されていますが、歴史上の人物や少数民族がデザインされた旧紙幣も、稀ですが流通しています。

詳細記事はこちら＞＞＞ 「中国の通貨」、「中国人民元の偽札の見分け方」

■両替について
両替レートは2015年7月現在1元＝約20円。現地でも気軽に両替できるので、レートの悪い日本の空港では、必要な分だけ換金するのがベストです。両替は空港かホテル、銀行などでできますが、銀行は並ぶことになりますし、銀行ごとにレートが違う（※）などややこしいので、短期の旅行者にはおすすめできません。また、どこの国でも同じですが、両替の際にはパスポートの提示が求められますので、事前に顔写真の部分をカラーコピーしておくことをおすすめします。
※中国銀行のレートが一番良い。

詳細記事はこちら＞＞＞「中国の両替」日本＆中国の両替場所や、レートの良い両替について詳しく説明しています。

ここで紹介したのは中国本土の通貨についてです。香港とマカオの通貨と両替については、「香港旅行）」、「マカオ旅行」を参照ください。

クレジットカード事情

近年、中国でもクレジットカードが普及し、北京、上海といった都市部ではホテルやレストラン、ショッピングスポットなどでカード決済ができるようになってきました。使えるカードはAmerican Express、VISA、MASTER、JCBなど。ただし手数料を嫌って、ステッカーが貼られているのに「使えない」などと言われることもあるので要注意です。

また、クレジットカードで国際カードのマークのある銀行ATMで現金を引き出したり、中国銀行の指定窓口でもパスポートを提示しキャッシュを受け取ることもできます。

詳細記事はこちら＞＞＞「中国のクレジットカード事情」

トラベラーズチェック事情

トラベラーズチェックを中国で使用するには、基本的にまずトラベラーズチェックを人民元に換金しなければなりません。換金は指定の中国銀行と提携ホテルで行うことができます。換金手続きという”手間”がかかりますが、リファンド（再発行）できる安心なお金として根強い人気があります。また、2010年10月に中国元トラベラーズチェックの日本販売がスタートしたことから、新しい投資物件としても注目を集めています。

詳細記事はこちら＞＞＞「中国旅行・トラベラーズチェック（T/C）の基礎知識」､「中国元トラベラーズチェック（T/C）登場！」

中国の物価

中国と聞くと“安い”というイメージが強く、「100円でお腹いっぱい食べられるんでしょ？」などと聞かれますが、近年は大都市を中心にインフラが進行し、100円でお腹いっぱいになるレストランはほとんどなくなりました。ここ数年のレストランの値段は急上昇で、北京や上海など大都市では、ランチ1人100元（約2000円）というお店も増えてきました。そうはいっても、日本と比較すればまだまだ安く、1元前後でバスに乗れたり、10元ちょっとでスイカが丸ごと食べられます。ただし、コーヒーや洋酒など、嗜好品は全体的に日本と同じくらいか、逆に高く設定されています。

詳細記事はこちら＞＞＞「中国の物価」