モルトスコッチ好調。台湾4位、中国6位、日本10位
2020年の数字も掲載しているが、新型コロナ禍の2年を比較したものだ。2年目となった2021年はコロナ禍にあっても数字がかなり伸びている。
実のところ、2021年はコロナ前の2019年の数字を上回る結果となった。スコッチのモルトウイスキーは好調である。
2019年から2021年までの3年間の世界でのモルトスコッチの全販売数量を順に列挙すると、11,425,000ケース(2019)、10,580,000ケース(2020)、12,620,000ケース(2021)である。
【モルトスコッチ国別販売数量ランキング2021/Top10】
* IWSR(International Wine & Spirits Record)のデータより
* 数字はC/S(1ケース/750ml×12本換算)
* 左より2020年→2021年、%は前年比
* 免税市場除く
- アメリカ
- イギリス
- フランス
- 台湾
- ドイツ
- 中国
- ロシア
- カナダ
- オーストラリア
- 日本
まず台湾。この国はスコッチのモルトウイスキーをかなり飲んでいる。日本よりもはるかに小さな島国であるにも関わらず、凄い数字である。現在はモルト蒸溜所も生まれ、自国産モルトウイスキーづくりにもチカラを入れている。
中国は販売数量では6位だが、前回記事同様、金額ベースの順位となるとアメリカ、イギリスに次いで3位となる。富裕層がプレミアム価格のモルトウイスキーを愛飲していることがわかる。
日本のスコッチのモルトウイスキー順位は10位。コロナ前の2019年が330,000ケースであったから、2021年は数字を戻したといえるだろう。
関連記事
5大ウイスキー国別販売数量ランキング最新2021モルトスコッチ国別販売数量2020最新ランキング
ブレンデッドスコッチ国別販売数量2020ランキング
ドイツはなぜアメリカンウイスキー第2位なのか