21世紀に入って大ブレイク! 絶景世界遺産チンクエ・テッレ

マナローラの要塞村落

断崖をうまく利用して築かれたマナローラの要塞村落。チンクエ・テッレの歴史は海洋都市国家ジェノヴァの前線基地としてはじまる

まずは掲載している写真をザッと眺めていただきたい。リグリア海の清涼な青とアペニン山脈の深い緑、銀色に輝く断崖に、パステルカラーの家並みがよく映えている。「これぞ絶景!」と叫びたくなるようなヨーロッパの海の景観だ。

「地上に楽園が存在するとしたら、それはここ、チンクエ・テッレだ」。現代画家ミケランジェロ・ピストレットの言葉だが、中世からチンクエ・テッレはその絶景でダンテやボッカチオ、エウジェニオ・モンターレをはじめ、多くの芸術家たちを魅了してきた。
港から渓谷沿いに連なるリオマッジョーレの街並み

港から渓谷沿いにパステルカラーの高層建築が連なるリオマッジョーレの美しい街並み

しかし、この地は険しい山々に囲まれていたため1870年に鉄道が通されるまで船でしかアクセスできない陸の孤島で、平地がほとんどないため断崖にへばり付くように築かれた「秘境」でもあった。このため発展から取り残されて、古き良き時代の風情ある町並みがそのまま保存された。

一般の観光客が訪れるようになるのは1980~90年代からで、特に1997年に世界遺産リストに登録されるとその絶景がTVや雑誌で紹介され、瞬く間に世界中の人々を魅了した。

チンクエ・テッレは「5つの土地」という意味だが、5つの町を合わせても人口はたったの4500人ほど。そんなこぢんまりとした村々に、いまや年間250万人が訪れている。

要塞とワインの土地、チンクエ・テッレの歴史

ヴェルナッツァのラ・トッレ、サンタ・マルゲリータ教会鐘楼

神秘的なヴェルナッツァのトワイライト・タイム。左の塔が監視塔ラ・トッレ、右がサンタ・マルゲリータ・ディ・アンティオキア教会の鐘楼

なぜこんな不便な場所に町を切り拓いたのだろう? 実は中世、チンクエ・テッレは絶景よりも要塞とワインで有名な土地だった。

チンクエ・テッレに町が形成されるのは約1000年前、11世紀の話だ。この頃、イタリアで力を持っていたのは西アジアや北アフリカとの貿易で莫大な利益を上げた海洋都市国家で、特にジェノヴァ、ピサ、アマルフィ、ベネチアは「四大海洋都市国家」と呼ばれて地中海貿易を独占していた。

リグリア海ではジェノヴァとピサがしばしば対立し、沖合に浮かぶコルシカ島やサルデーニャ島、シチリア島はイスラム勢力が支配する土地で、イタリアの諸都市はたびたび攻撃を受けていた。こうした事情からジェノヴァはピサとの間に位置し、複雑な海岸線を持つチンクエ・テッレやポルトヴェネーレに要塞を築いて前線基地とした。

要塞が造られると人が住むようになり、やがて村に発展した。家々は3階以上の高層建築で、これらを隙間なく並べて迷路のような入り組んだ道を作り上げた。これは家並みがそのまま城壁になる要塞建築で、イスラム都市の影響と思われる。
マナローラとリグリア海岸

チンクエ・テッレ最大のブドウ生産地マナローラ。背後の山は段々畑に覆われている。かつては命綱をつけて急斜面を開墾した

しかし、平野も川もほとんどない痩せた土地なので穀物は栽培できなかった。そこで人々が考え出したのがワイン生産だ。命綱をつけて開墾するといった想像を絶する労力と数百年の年月を投入して、標高数十~600メートル、最大45度に及ぶ断崖に全長6500キロメートルとも言われる途方もない石垣と段々畑を築き上げた。

苦労は多かったが、強い日差しや海・石垣からの照り返し、大きな寒暖差や水はけの良さ、弱酸性の土壌といった環境はブドウ栽培に最適で、ワインの出来はすばらしかった。特に名高いのが「シャケトラ」だ。ボスコ種を中心に3種のブドウを収穫したのち2か月ほど乾燥させ、水分を飛ばしてから混合・醸造し、最低1年間寝かせて作る手間の掛かるワインで、カビの力によって水分を飛ばす貴腐ワインと同様、濃厚な甘みとむせ返るような高い香りを持つ。

中世、ジェノヴァの貴族や商人たちはこぞってこのシャケトラを購入し、「ジェノヴァの誇り」と称えたという。

チンクエ・テッレの楽しみ方1. 5つの町の基礎知識

マナローラの夜景

夜景やクリスマスのイルミネーションでも有名なマナローラ。このように5つの町それぞれに特徴がある

世界遺産「ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群[パルマリア、ティーノ及びティネット島]」の資産(登録範囲)はおおよそ以下のようになっている。ここでは5つの町を北から順番に紹介しよう。

世界遺産の資産(登録範囲。Googleマップ)

■ビーチとシーフードの町、モンテロッソ・アル・マーレ
南のリオマッジョーレと並ぶ大きな町で、東の旧市街と西の新市街からなっている。他の町に比べて平野部や港も大きく近代的で、多くの店舗や広いビーチがあるため旅の拠点にする観光客も少なくない。ジェノヴァの要塞都市として発展し、オベルテンゴ城やジェノヴァ要塞が築かれ、海岸にはオーロラ塔がたたずんでいる。5つの町では唯一、漁業を主要産業としており、新鮮なシーフードやアンチョビが名物となっている。

■チンクエ・テッレ随一の絶景地、ヴェルナッツァ
リグリア海に突き出した岬に守られた天然要塞で、深い水深と堤防のためチンクエ・テッレ随一の良港として活用された。高台から見下ろす湾の絶景はリグリア海岸を代表するもので、反対に堤防に立って海から見上げる姿もすばらしい。ドリア城やベルフォート要塞を中心に発展した町で、背後の丘には町の象徴であるラ・トッレ(そのまま塔の意味)、湾にはサンタ・マルゲリータ・ディ・アンティオキア教会の鐘楼がそびえている。
堤防から見上げたヴェルナッツァの街並み

堤防から見上げたヴェルナッツァの街並み。下のボートは船上タクシー

■断崖上に築かれた天空の町、コルニリア
人口200人に満たない最小の町で、約90mの断崖上に築かれているため直接海に面していない。このためこの町だけは船でアクセスすることができない。サン・ピエトロ教会を中心としたこぢんまりとした町で、周囲はブドウの段々畑に囲まれている。ベルヴェデーレ・ディ・サンタ・マリアの高台は5つの町を同時に見下ろす人気の絶景スポット。

■シャケトラの名産地、マナローラ
人口約350人とコルニリアに次ぐ小さな町ながらブドウの生産高はチンクエ・テッレ一を誇り、シャケトラの名産地として知られる。12月中旬からクリスマスにかけて飾られるプレセペ(イエスの生誕物語を表した飾り)のイルミネーションはイタリア屈指とされる。ボンフィリオ岬からの眺めも有名。

■南の玄関口、リオマッジョーレ
人口1600人を誇るチンクエ・テッレ最大の町で、北の玄関口モンテロッソ・アル・マーレに対して南の観光拠点となっている。リオマッジョーレ城やマナローラ要塞を中心として発展した要塞都市で、パステルカラーに彩られた高層建築が渓谷沿いに隙間なく立ち並ぶ様は壮観だ。マナローラの夜景に対し、リオマッジョーレは夕景の美しさでも知られている。
ポルトヴェネーレの街並み、ドリア城、サン・ロレンツォ教会

チンクエ・テッレにも劣らない美都市ポルトヴェネーレ。上の城壁はドリア城、その下がサン・ロレンツォ教会。この町も世界遺産に含まれている

<チンクエ・テッレの拠点はどこに定めるべきか?>

チンクエ・テッレは見どころが多く、日帰りではあまりにもったいない。どこかを拠点にして2~3日は過ごしたいところだが、チンクエ・テッレ全体でも宿泊施設の総ベッド数は3000程度と言われており、特にハイシーズンの7~8月はホテルを見つけるのも簡単ではない。

日程が決まっている人は予約サイトなどを使ってできるだけ早くに予約を押さえておこう。キャンセル料無料のホテルをとりあえず押さえておくなんていう手も有効だ。また、リグリア海岸はチンクエ・テッレ以外にも美しい海岸線が続いているので、レヴァントやポルトヴェネーレなど北や南に範囲を広げてもよいだろう。

あるいは、フィレンツェやミラノ、ピサやジェノヴァなどから出ている現地ツアーを利用してもよい。

[関連サイト]

チンクエ・テッレの楽しみ方2. トレッキングと「青の道」

青の道とヴェルナッツァ

ヴェルナッツァの町を見下ろす。モンテロッソ・アル・マーレへ続くトレッキングルート「青の道」の途上にある絶景スポット

チンクエ・テッレは約1000年間、道路が通されなかった陸の孤島だが、5つの町は蜘蛛の巣のように張り巡らされた小さな歩道で結ばれている。これらを歩くトレッキングはチンクエ・テッレの人気アトラクションとなっている。

特にモンテロッソ・アル・マーレからリオマッジョーレに至る海岸沿いの12kmは「青の道(ブルー・トレイル/センティエロ・アズーロ)」と呼ばれ、数多くの絶景ポイントが楽しめる。有名な「愛の小道」はその一部だ。

なお、青の道のトレッキングにはチンクエ・テッレ・トレッキングカードか、トレッキング+電車乗り放題のチンクエ・テッレ・トレノカードの購入が必要となる。
マナローラのトワイライト・タイム

マナローラのトワイライト・タイム。山側の近郊にはヴォラストラ、グロッポといった町があり、こちらを拠点にしてもおもしろい

■青の道1:モンテロッソ・アル・マーレ~ヴェルナッツァ
距離:3.3キロメートル、高低差:173メートル、所要:1.5~2時間、難易度:中。モンテロッソ・アル・マーレの風光明媚な景観からはじまって、ヴェルナッツァの美しい湾を見下ろす絶景でハイライトを迎えるルート。逆にヴェルナッツァから進むといきなり山を登らなくてはならないが、湾を見下ろす絶景を見るだけならカードは不要。

■青の道2:ヴェルナッツァ~コルニリア
距離:3.2キロメートル、高低差:210メートル、所要:1~1.5時間、難易度:中~高。高低差がもっとも大きく、それだけにダイナミックな景観が楽しめる。チンクエ・テッレ国立公園の森林地帯を通るため景色は多彩。途中、ヌーディストビーチでもあるグヴァーノビーチに下ることもできるが、急斜面であるため少々ハード。

■青の道3:コルニリア~マナローラ(2017年11月現在閉鎖中)
距離:2キロメートル、高低差:49メートル、所要:30~60分、難易度:軽~中。比較的平坦な海岸沿いの歩道を歩くルートで、ほぼ全域で絶景が楽しめる。ただし、現在は土砂崩れのため道が寸断されており、2018年4月前後の開通が予定されている。

■青の道4:マナローラ~リオマッジョーレ「愛の小道」(2017年11月現在、一部のみオープン)
距離:900メートル、高低差:40メートル、所要:15~30分、難易度:軽。マナローラから海岸沿いの平坦な歩道を歩くルートで、エレベータもあって快適。名前の由来は、地元の若者のデートスポットだったため、落書きに書かれていたため、観光局の命名等々、諸説ある。土砂崩れによる崩落のため、現在はマナローラから300メートルほどのみのオープンとなっている。全面開通は2019年4月の予定だが、不透明。リオマッジョーレ側からは入れない。
「青の道」から眺めたコルニリア

「青の道」から眺めたコルニリア。この町には商用船が停泊できる港がないため陸路でしかアクセスできない

■赤の道:レヴァント~ポルトヴェネーレ
距離:約35キロメートル、高低差:810メートル、所要:約10~12時間、難易度:高。青の道に対して赤の道(レッド・トレイル/センティエロ・ロッソ)あるいは高い道(センティエロ・アルト)と呼ばれるルート。山岳風景が見どころで、マルトルツォ山の頂上から見下ろす絶景は特に見事。モンテロッソ・アル・マーレの西、メスコ岬からはチンクエ・テッレの5つの町が一度に見渡せる。

閉鎖中のルートに関しては地元の自治体や組織が運営する下記のようなサイトで最新情報を確認したり、トリップアドバイザーなどの口コミサイトで実際に現地を訪ねた人の情報を確認するとよいだろう。

[関連サイト]

チンクエ・テッレの楽しみ方3. 船の旅

船から見上げたリオマッジョーレ

船から見上げたリオマッジョーレ。山からの景色とは少々趣が異なる

船が運航される4~10月に訪ねるなら、チンクエ・テッレの絶景はぜひ山と海、双方から楽しみたい。たとえば往路は船で町に向かい、復路を電車や徒歩にすればいずれの景色も楽しめる。ただし、コルニリアだけは港がないので陸路でしかたどり着けない。

定期船は複数の会社が運行していてルートもさまざま。参考に、代表的な2社のチンクエ・テッレを含む船のルートの一例を記しておこう。2018年以降の最新情報はリンクを参照のこと。

■Maritime Service of Tigullio
  • レヴァント~モンテロッソ・アル・マーレ~ヴェルナッツァ~マナローラ~リオマッジョーレ~ポルトヴェネーレ(2017年の運行は4~10月で1日7~10本。月や曜日・便によって変動)。
■Cinque Terre Maritime Tourism Consortium
  • サンタ・マリア・リグレ~ラパッロ~キアヴァリ~ラヴァグナ~セストリ・レヴァンテ~モンテロッソ・アル・マーレ~ポルトヴェネーレ(2017年の運行は4~9月で週1本)
  • サンタ・マリア・リグレ~ラパッロ~キアヴァリ~ラヴァグナ~セストリ・レヴァンテ~ヴェルナッツァ(2017年の運行は7~8月で週2本)
  • サンタ・マリア・リグレ~ラパッロ~キアヴァリ~ラヴァグナ~セストリ・レヴァンテ~モンテロッソ・アル・マーレ~ヴェルナッツァ~リオマッジョーレ(2017年の運行は4~10月で週1~3本)
  • サンタ・マリア・リグレ~ラパッロ~キアヴァリ~ラヴァグナ~セストリ・レヴァンテ~モンテロッソ・アル・マーレ~ヴェルナッツァ(2017年の運行は6~9月で週1本)
[関連サイト]

ポルトヴェネーレと小島群の見どころ

愛のスポット、サン・ピエトロ教会

「愛の小道」に劣らぬ愛のスポット、ポルトヴェネーレのサン・ピエトロ教会 (C) Luca Casartelli

世界遺産にはチンクエ・テッレだけでなく、ポルトヴェネーレやパルマリア島、ティーノ島、ティネット島と周辺の岩礁も含まれている。これらの見どころも簡単に紹介しておこう。

■愛の女神がほほ笑む町、ポルトヴェネーレ
「ヴィーナスの港」を意味し、ローマ神話の女神ヴィーナスはこの辺りの海の泡から誕生したとの伝説が伝わっている。湾はヴィーナスの名にふさわしい美しさで、かつては海に突き出した断崖にヴィーナス神殿が築かれていたという。現在はその場所にサン・ピエトロ教会が立っており、愛と美の女神の加護が受けられるかもしれないということで毎年多くの結婚式が行われている。

町の歴史はチンクエ・テッレよりはるかに古く、紀元前からの漁村として知られている。12世紀にはジェノヴァの支配下に入り、要塞都市となった。海岸沿いに立ち並ぶ高層建築は住居と城壁を兼ねた典型的な要塞建築だ。

人口は約3600人と大きくインフラもそろっているためチンクエ・テッレ観光の拠点として利用する観光客も多い。ムール貝やアンチョビといった海産物の宝庫で、季節を問わずシーフードが楽しめる。
海洋都市国家ジェノヴァの要塞都市ポルトヴェネーレ

海洋都市国家ジェノヴァの要塞都市ポルトヴェネーレ。上がドリア城、左がサン・ピエトロ教会で、町が城壁とビル群で守られている (C) Aconcagua

■パルマリア島、ティーノ島、ティネット島
上陸できるのはパルマリア島のみ。ポルトヴェネーレから3島をグルッと巡るクルージング船が出ているほか、港ではパルマリア島行きの船が客引きをしている。島には要塞跡や青の洞窟、ハトの洞窟などの名所がある。

ティーノ島は軍用地で、年に一度、9月のキリスト教の祭日を除いて観光客の上陸は認められていない。ティネット島は直径2~3メートルほどの小さな岩礁だ。

「ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群」への道

ヴェルナッツァの街並み

絵のようにかわいらしいヴェルナッツァの街並み。中央上が町のランドマーク、ラ・トッレ

■エアー&ツアー情報
チンクエ・テッレやポルトヴェネーレの玄関口は、直線距離で70キロメートルほど離れたジェノヴァやピサ、130キロメートルほど離れたフィレンツェなど。いずれも日本からの直行便はないので、ローマやミラノ、パリ、アムステルダム、モスクワ、ドバイなどの経由便を利用する。格安航空券で7万円前後から。ツアーは7日間14万円前後から。

■国内のアクセス
チンクエ・テッレへは電車でアクセスするのが一般的だ。北のジェノヴァ方面から訪ねる際はレヴァント、南のピサ方面から向かう場合はラ・スペツィアで乗り換えることが多い。両駅より1時間半程度。レヴァント~ラ・スペツィア間を5つの町に停車するチンクエテッレ・エクスプレスが結んでおり、観光客の足になっている。ポルトヴェネーレはラ・スペツィアに近く、電車でもバスでもアクセスできる。

あるいは北のポルトフィーノやレヴァント、南のポルトヴェネーレやラ・スペツィア辺りからチンクエ・テッレに船で入ることもできる。ただし、チンクエテッレ・エクスプレスや船は春~秋のみの運行となる。
ポルトヴェネーレのサン・ロレンツォ教会

白く輝く聖母が現れてペストを消したというホワイト・マドンナ伝説が伝わるポルトヴェネーレのサン・ロレンツォ教会。ロマネスク様式ながらイスラム建築の影響も見られる (C) Groume

■周辺の世界遺産
イタリアは世界でもっとも多くの世界遺産を保有する国。近郊には多数の世界遺産がある。特にフィレンツェ、ピサ、ジェノヴァに入る人はそれぞれの世界遺産「フィレンツェ歴史地区」「ピサのドゥオモ広場」「ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度」をお忘れなく。

また、フィレンツェからポルトヴェネーレにかけての地域には「トスカーナ地方のメディチ家の別荘と庭園群」登録の宮殿や邸宅が点在している。

130キロメートル圏内には他に「サン・ジミニャーノ歴史地区」「モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びピアッツァ・グランデ」「ピエモンテの葡萄畑景観:ランゲ・ロエロ、モンフェッラート」「サヴォイア王家の王宮群」などがある。

「ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群」のベストシーズン

ヴェルナッツァの港

堤防を完備しているチンクエ・テッレ唯一の港、ヴェルナッツァ。港を見下ろしても、港から見上げても、ともに美しい

夏の平均最高気温は29度、最低は20度、冬は11度と5度。夏は東京と同程度の暑さだが乾燥しており、冬は東京より5度ほど暖かく、1年を通じて東京より過ごしやすい。降水量は冬に多く夏に少ない地中海性気候で、特に10~11月に雨が多く、7~8月に少ない。

気候的には春~夏がベストシーズンだが、特に8月は小さな町が観光客でごった返す。一方、冬はローシーズンで静かだが、電車や船の本数が極端に減ってしまう。

世界遺産基本データ&リンク

リグリア・アペニン山脈とコルニリア

リグリア・アペニン山脈に抱かれ真珠のように輝くコルニリア

【世界遺産基本データ】
登録名称:ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群[パルマリア、ティーノ及びティネット島]
Portovenere, Cinque Terre, and the Islands (Palmaria, Tino and Tinetto)
国名:イタリア
登録年と登録基準:1997年、文化遺産(ii)(iv)(v)

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。