大寒とは? 2019年の大寒はいつ?

大寒

一年で最も寒い頃をあらわす「大寒」


大寒は二十四節気の最終節で、最も寒い時期という意味。一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。

2019年の大寒(だいかん)は、1月20日から2月3日となります。

なお、二十四節気は、季節の移り変わりを知るために1年を約15日間ごとに24に分けたもので、毎年、太陽の動きに合わせて1年を24等分して決められるため、日付が固定されているわけではありません。また、大寒といっても、大寒に入る日をさす場合と、大寒から次の立春までの約15日間をさす場合があります。

 

二十四節気の最後が大寒

二十四節気の24番目が大寒で、次の立春が1番目となり、立春を迎えると暦のうえでは春になります。大寒の最終日(立春の前日)が、豆まきでおなじみの節分です。旧暦のころは、立春が新しい年の始まりを意味していたので、節分の豆まきは年越しの行事にあたるわけです。
節分のいろは~由来、豆まきのしかた、恵方巻

●大寒前後の二十四節気の移り変わり
小寒→大寒→立春

 

大寒と「寒」「寒中」の行事

つらら

「寒中見舞い」で厳しい寒さをいたわります


大寒は寒中見舞いでおなじみの「寒中」にあたります。二十四節気の小寒と大寒の期間(1月5日頃から2月3日頃までのおよそ30日間)を「寒」「寒中」「寒の内」と呼び、小寒に入る日を「寒の入り」といいます。寒中に出すのが「寒中見舞い」で、立春を過ぎると「余寒見舞い」となります。

寒さの厳しい寒の時期に鍛錬すると心身共に向上するとされたため、「寒稽古」「寒中水泳」などをするようになりました。

 

「寒」と「寒仕込み」の食べもの

寒の時期には、寒い時期ならではの食文化がみられます。手が切れるほど冷たい「寒の水」は、清らかで霊力もあると考えられていました。寒の水でついた餅を「寒餅」といいます。寒の水は、厳しい寒さで雑菌も繁殖しにくいためか長期間腐らないとされ、汲み置きをして薬や料理に使う家もありました。そして、「寒仕込み」の酒、醤油、味噌は、寒の水で雑菌も繁殖しにくいうえ、発酵もゆっくり進むので、味に深みが出ると珍重されるようになりました。

そのほかにも「寒卵」「寒蜆」「寒海苔」などがあり、寒の時期のものは上質で栄養価も高いといわれています。とくに大寒に産まれた卵を「大寒卵」と呼び、尊ぶようになりました。

 

大寒の初侯・次侯・末侯

ふきのとう

雪の中から顔を出したふきのとう。早春の味を楽しみましょう♪


二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯は、大寒の間にこのように移り変わります。

●初侯:款冬華(ふきのはなさく)1月20日頃
ふきのとうが顔をだし始める頃。「款冬」とはふきのことで、ふきの花茎がふきのとうです。ふきのとうは早春を代表する山菜で、香りが強くてほろ苦い早春の味として人気です。ふき味噌や天ぷらなどで楽しみたいですね。
早春の味 ふき味噌の作り方・レシピ

●次侯:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1月25日頃
沢に氷が厚く張りつめる頃。「腹」という字には厚いという意味もあり、沢に流れる水さえも厚く凍るほど冷え込みます。厳寒ならではの風景です。

●末侯:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)1月30日頃
「乳」には産むという意味もあり、鶏が鳥屋(とや)に入って卵を産み始める頃。本来、鶏は冬には産卵せず、春が近づくと卵を産み始めました。古来、鶏は夜明けを告げる鳥として尊ばれてきましたが、その鶏が新しい命を産むというところで、七十二侯が締めくくられています。上記『「寒」と「寒仕込み」の食べもの』で紹介した「大寒卵」が貴重なのも頷けますね。


大寒は最も寒い時期ですが、寒さも底をつけば、春に向かって行くだけです。長い冬がもうじき終わり、希望の春がやってくる……いにしえの文化からそんな思いが伝わってきます。

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