五月人形はいつまで飾る? 飾らなくなった人形の処分を考えるなら

五月人形はいつまで飾る?どうやって処分するの?

五月人形はいつまで飾る?どうやって処分する?

5月5日の「端午の節句」に飾られる五月人形(武者人形、鎧兜、兜、鯉のぼり)。男の子の健やかな成長を願い、初節句から毎年飾る習わしがありますが、年齢があがるにつれてその機会が少なくなりがちです。そこで、五月人形はいつまで飾るものなのか、いくつかのよくある考え方をご紹介します。また、不要になったときに他人に譲ってもいいのか、人形供養の方法、寄贈やリサイクルなど様々な手放し方についてそれぞれ解説します。

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五月人形は子どもが何歳まで飾る?

五月人形(武者人形、鎧兜、兜、鯉のぼり)をいつまで飾るのかについての決まりはなく、色々な考え方があります。大きく分けると下記のようなパターンになるので、これを参考に判断してみてください。
 
■子どもがいくつになっても飾る
武者人形や兜には、勇ましく育つよう祈願するだけでなく、その子の身代わりとして災厄を引き受けたり、災厄から守ったりする役目があります。鯉のぼりは、立身出世につながります。いずれも我が子のお守りのようなものなので、いくつになっても飾ってよいという考え方です。

■区切りの年齢まで飾る
子どもの健やかな成長に主眼をおき、区切りの年齢まで飾る方法です。たとえば、七五三の7歳まで、小・中・高・大学などいずれかの卒業まで、成人するまでといった区切りです。昔は成人の儀式「元服」で区切っていました。元服を機に一人前の男性として扱われるので、子どもの身代わりとなる五月人形は役目を終えると考えたのです。

成長すると飾るのが億劫になりがちですが、自分なりに納得できる区切りがあれば、手放す際もモヤモヤせず気持ちよくいられるでしょう。
 

五月人形を他の人に譲ってもいいの?

様々な意見はありますが、本人同士の考えが一致しているのなら差支えはありません

様々な意見がありますが、本人同士の考えが一致しているのなら差支えはありません

五月人形を譲ったり、譲られたりすることについては、様々な意見があります。五月人形は人の災厄を引き受ける人形(ひとがた)に由来し、その子の魂が宿るといわれています。そのため、基本的には1人1人の人形と考えられており、兄弟であっても共有せず、別の人形を用意したほうが良いといわれています。

しかし、実際には兄弟で共有したり、父から子へと代々受け継いだりしている家も少なくありません。この場合は、我が家の息子たち・男性たちを守ってくれると考えることもできるでしょう。

また、引き受けた災いを移してしまうため、人にあげたり、もらったりするものではないという考えも根強くあります。他人の場合はなおさらかもしれません。

とはいえ、役目を終えた五月人形を処分する(捨てる)のではなく、誰かに譲って役立てて欲しい、不要ならぜひ譲って欲しいという方もいらっしゃいます。様々な意見がありますが、本人同士の考えが一致しているのなら差支えはありません。気になる方は、人形供養をしてから譲るとよいでしょう。
 

処分する前に人形供養することも

役目を終えた人形を供養してから処分する方法もあります

役目を終えた人形を供養してから処分する方法もあります

五月人形にはその子の魂が宿るという考えがあるため、そのまま処分するのは抵抗があるという場合には、その前に「人形供養」するとよいでしょう。人形供養とは、神社やお寺で人形に宿った魂を抜いて供養することで、その人形はただのモノにかえり、使命を終わらせることができるという考え方です。「人形感謝祭」と呼ばれることもあります。ほとんどの場合、供養後に焼いてくださるので、供養だけをお願いしたい場合には問い合わせてみてください。

人形供養や人形感謝祭をしている社寺を探して直接持ち込む方法と送付する方法、代行サービスを利用する方法がありますが、いずれも費用(3000円~1万円程度)がかかります。

全国各地の人形供養・感謝祭 開催リスト(日本人形協会)
 ※最新情報は各社寺に問合せてください。
人形感謝(供養)代行サービス(日本人形協会)

 

譲る・寄贈・リサイクル・ごみに出す……様々な手放し方

大事なものだから、納得できる方法で手放したいですね

大事なものだから、納得できる方法で手放しましょう

五月人形を手放すには、他の人へ譲る、寄贈する、リサイクルショップやフリマアプリで売る、ごみに出すなど様々な方法があります。納得できる方法を選びましょう。

■人形供養をして焼いてもらう
人形供養をしたあと処分してもらいます(上記参照)。

■他の人に譲る
ニーズが合えば有効な手段です。

■自治体などに寄贈する
保育園、幼稚園、学校、児童施設、養護施設などに寄贈したい場合には、自治体などに問い合わせてみるとよいでしょう。

■リユースしてくれる団体などに寄贈する
海外や国内の必要としているところで再活用してくれます。再活用する前に、人形供養をすることも可能です。活動内容や費用を確かめてご利用ください。
■売る
リサイクルショップや骨董品屋、フリマアプリやネットオークションで売るといった方法があります。ニーズが合えば有効な手段です。

■ごみに出す
一般ごみ、あるいは粗大ごみとして処分できます。自治体によって詳細が異なるため確認してから出してください。

いずれにしても、我が子の成長を見守ってくれた大事なもののため、納得のいく方法で手放すようにしてください。


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