年齢を重ねるごとに綺麗になる人の特徴
「ここがもっとこうだったら、人生変わっていたのに」というような外見に関するコンプレックスは、実はほとんどの人が抱えているもの。でもそれを感じさせない人や、年を重ねるごとに綺麗に磨きがかかっていく人は、自分を良く知り、コンプレックスとの付き合い方が上手です。外見はメンタル面の影響も大きく受けます。そして年齢を重ねるほど、その差は大きく開いていきます。今回はどんどん綺麗になっていく人が実践する、コンプレックスに負けないメンタル術をご紹介します。
コンプレックスは人に話さない!
悩みは自分の中で溜めこまずに人に話した方が解決するという意見も聞きますが、外見コンプレックスに関してはむしろ逆なことも。なぜならコンプレックスに思っている部分が人から注目されてしまうから。例えば、「私、頬に大きなホクロがあるのがコンプレックスなんだよね」と言われたら、それまで気になっていなかったとしてもそれ以降どうしてもホクロに注目してしまいますよね。その視線を感じると本人は余計コンプレックスを意識するようになってしまいます。そのため「コンプレックスも明るく人に話せば気にならなくなるかも」というのは逆効果になってしまうのです。年々美しくなっていくと話題の有名女優さんも、数年前の雑誌のインタビューで「コンプレックスは人に話さない」と答えていました。
まずはコンプレックスは自分の中でひっそりと向き合い、オープンにするのはある程度自信が持てるようになってからが良いでしょう。よく綺麗な人が「私ここがコンプレックスで…」などと話していて、「全然そんなことないじゃん」と思うことがありますが、それは自分の中で徹底して向き合い軽くなってきた段階で口にしているからではないでしょうか。そして、ある程度コンプレックスが解消しかけてからならば、「え、全然そんなことないじゃん!」という反応でさらに自信が持てるかもしれません。
コンプレックスを徹底研究する
コンプレックス解消法を紙に書き出し研究!
例えば、目が小さいということで悩んでいるならば、むくみをとるマッサージや目の周りの筋肉を鍛える体操、目を大きくみせるアイシャドウ、アイラインの入れ方、自分の目に合ったまつ毛エクステのデザイン研究など、できることはたくさんあります。コンプレックス解消のためにできることを一度紙に書き出してみると、できることがたくさんあることを実感でき、希望が持てるはずです。
そしてできるようになるためには努力も必要です。キャビンアテンダントはよくお客様から「ヘアセット上手ね!美容院でやってもらってるの?」などと聞かれることがありますが、最初から器用にできる人なんてほとんどいません。ピシッと整ったシニヨンや夜会巻きができるようになるために、腕も首も筋肉痛になるまで練習を重ねているのです。そのような努力が実を結び、周りから「綺麗」と思われるようになるのです。
「そんな努力するなんて大変そう」と思うかもしれませんが、一度徹底的に練習し身に付けてしまえば後は自然とできるようになるので、毎回のモヤモヤが解消されむしろ楽です。
短期戦+長期戦の同時進行でコンプレックスを「忘れる」
コンプレックスが改善傾向にある良い兆候は、「忘れている」ということ。例えばいつもくせ毛が気になって手で髪を触ってばかりいたのが、「あ、最近髪の毛のこと気にしてなかった!」となればそのコンプレックスから解き放たれつつある兆しです。そのためには長期戦で努力するのと同時に、プロの手を借りてでもすぐに忘れられる状態に持って行くことが大切。例えばくせ毛が悩みならそれを活かしたパーマやストレートパーマをかけるなどして気にしなくて良いようにしてしまう、スタイルにコンプレックスがあるのならダイエットや筋トレで根本改善の努力をすると同時に、体型をカバーする下着や洋服の力も借りて少しでも理想の体型に近づけるというように、手っ取り早く理想の状態に近づけてしまうのも賢い方法。
そうすることで、それまで無意識にコンプレックスを隠すように行動していた自分が、相手の目をしっかり見て話せるようになったり、堂々と振る舞えるようになったり、理想の自分として振る舞えるように変わってくるはずです。
特に女性にはメイクという強い武器があるので、これを利用しない手はありません。雑誌のbefore/after特集にもあるように、メイクひとつで別人級に変身できてしまうものです。一度プロにヘアメイクをお願いし、その姿を写真に残すというのも理想の自分への良い道しるべとなってくれます。
筆者の周りでも整形疑惑が出るほど綺麗に変身している人は、強く前向きなメンタルを持って地道に努力していることがほとんど。そして年齢を重ねるほどメンタル面が外見にも出てくるものです。今具体的に何か悩んでいるところがある方は、ぜひ一度このメンタル術を試してみてください。