フランス語

フランス語の勉強を始める前に準備しておきたいこととは?

これからフランス語の勉強を始めてみようと思っている方も多いと思います。今回は、フランス語の勉強を始める前に準備しておくとその後グンとお勉強が楽になるとっておきの方法を伝授。楽しく、奥深いフランス語学習。ぜひ、快適なスタートダッシュをきってください!

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

フランス語の勉強を始める前に準備しておきたいこと

フランス語の勉強を始める前に準備しておきたいこと

フランス語の勉強を始める前に準備しておきたいこと

これからフランス語の勉強を始めてみようと思っている方も多いことでしょう。今回は、フランス語の勉強を始める前に準備しておくとその後グンとお勉強が楽になるとっておきの方法を伝授いたしましょう。
 
<目次>
 

Alphabetと筆記体をしっかり覚えよう!

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筆記体を押さえて黒板メニューもラクラク読破

普段のやりとりでAlphabet(アルファベ/アルファベット)を用いることはあまり多くありませんが、フランス語のレッスン時には、単語の綴りを聞いて書いたり、辞書をひいたりという機会はたくさんあります。G(ジェ)とJ(ジ)、F(エフ)とR(エール)などは聞き取り時に間違いやすいAlphabetの代表格です。フランス語の「つづり字記号」の読みもあわせて覚えておきましょう。フランス語のAlphabetに関しては過去記事『フランス語Alphabetをモノにする!』で詳しく解説していますので、ぜひご活用ください。
また、筆記体に関してはネイティブの先生の板書を読み取る際に必要になることはもちろん、旅行時の黒板メニュー読解など、覚えておいて損はありません。自分で筆記体でノートをとったり、日記を書いたりすることで気分的にもフランスっぽさが味わえるのではないでしょうか。記事『フランス語筆記体にチャレンジ!』でしっかりお勉強してください。以下のサイトでは、動画も見られます。
 

つづり字と文字の関係をマスターする!

フランス語初心者のうちに頑張ってマスターしておいてほしいことは、フランス語の綴り字と文字の関係をしっかりとおさえることです。

1.基本はローマ字読み
2.語末の子音はc,r,f,l以外原則として発音しない

まずは、このような簡単な決まりから入って、aioiのように複数の文字で1つの発音をする複合母音の読みをしっかりと練習することで、その後の学習が格段に楽になります。レッスンでは、なかなか時間をとって復習することができにくい箇所ですので、自分でしっかり練習することが大切です。以下につづり字と文字関係の過去記事のリンクをはっておきますので、ご活用ください。  

教室で使われる言い回しをおさえよう!

フランス語教育の観点からみると、訳読や文法説明を中心とする教師主体のフランス語指導はすでに時代おくれのものとされており、学習者自身がどんどんフランス語を使うことによって自転車に乗るように語学をマスターできるよう導く学習者主体の指導法が主流となりつつあります。そのため、ネイティブ、ノンネイティブ関係なく、教師はレッスン内ではあらゆる場面においてフランス語で対応する割合が以前と比べてずっと増えてきました。

例えば、意味のわからない単語が出てきた際に、すぐに辞書をひいて調べてしまうのは日本人学習者がやりがちなパターンですが、そこをぐっと我慢して、Qu'est-ce que ça veut dire ?(ケスク サ ヴ ディール/どういう意味ですか?)と聞くだけで、フランス語での説明を聞くことになり、口と耳の両方を鍛えることができます。記事「もうオロオロしない! 教室フランス語(先生の指示編)」、「もうモジモジしない! 教室フランス語(学習者編)」内でリストアップしている言い回しに関しては、瞬時に意味を理解したり、口からでるように何回も練習しておきましょう。
 

辞書で使われる略語や文法用語を覚えておこう!

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フランス語の勉強を楽しくスタートしよう!

授業内でのフランス語で行われる解説や、仏々辞典を引く際に覚えておきたいのがフランス語での文法用語です。まずは、基本的なものでかまいませんので使用頻度の高い表現を覚えておきましょう。以下、初期の段階で覚えておきたいものをリストアップしておきます。
  • verbe (動詞)
  • adjectif(形容詞)
  • adverbe (副詞)
  • préfixe(前置詞)
  • article(冠詞)
  • nom (名詞)
なお名詞に関しては、masculin (男性の)、 féminin (女性の)、propre(固有の)、 invariable(不変の)、 pluriel(複数の)といった形容詞と共に用いられることが多いのであわせて覚えておきましょう。

さらに、初心者用の辞書でも、「qc」、「qn」の記号が解説に用いられており意味がわからないという質問を受けることがあります。「qc」= quelque chose(何か/物)、「qn」= quelqu'un(誰か/人)の略語となります。また、辞書によっては、「ind.」、「subj.」といった略語が用いられていますが、これは、動詞の原形であるindicatif (直説法)と、subjonctif (接続法)という用法の略になります。

この他にも、「発音記号に慣れる」、「フランスの歴史や文化に触れておく」ということも徐々にやっておくといいですね。楽しく、奥深いフランス語学習。ぜひ、快適なスタートダッシュをきってください!

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