フランスの贈り物文化……どんな時にプレゼントを贈る?

フランスで喜ばれる贈り物・手土産

気持ちのこもった小さな贈り物は嬉しいものです

贈り物文化のある日本と比べると、フランスの場合、贈り物をする機会は少ないものです。
日本のお祝いをいただいたときの「お返し」や旅行に行った際の「お土産」という習慣はありません。

親しい間柄で贈り物をするのは、結婚、出産など人生における一大イベント時、そして誕生日やクリスマスです。時々、友情や感謝の気持ちを込めて小さな贈り物をすることがありますが、大げさにならない物を用意します。

贈り物をするのは、お付き合いの度合いや距離感にもよるものなので、臨機応変に考えて押しつけのないようにしましょう。

<目次>  

自宅に招かれたとき、手土産は持参する?相手の好みを探ってみる

日本人がフランス人に贈り物をする機会のひとつは、フランス人から自宅に招かれた場合でしょう。一般的なフランス人の自宅に招かれたら、いわゆる「手土産」を持参すると喜ばれます。絶対に必要ではありませんが、小さな贈り物はいつでもうれしいものです。

招かれたら、「何か持っていきましょうか?」と尋ねるのも良いでしょう。どんな招待かを少し知ることができます。

何か持っていきましょうか?
Voulez-vous que j’amène quelque chose ?
ヴレ ヴ ク ジャメーヌ ケルク ショーズ

「手ぶらで来てください ( Venez les mains vides ! ヴネ レ マン ヴィッドゥ )」と言われたら手土産を考えてみてください。
 

フランスで喜ばれる贈り物3つ

大げさな手土産は相手を当惑させます。
食事に招かれている場合、主催側が組み合わせを考えて食事の用意をしているので、食べ物や食後のデザート・お菓子などを無断でお土産にするのは失礼にあたります。
贈って喜ばれるのは、小さなワイン、小さな箱詰めのチョコレートです。この3つは、老舗や専門店、近所にある商店で、シチュエーションや予算によって幅広い選択ができるので、持参する側にとっても便利なアイテムです。
 

1.花 (fleur / フルーる)

フランスで喜ばれる贈り物・手土産

色々なタイプの花屋さんがあります

相手の好みを知らない場合は、小さな鉢植え、または小ぶりの花束(bouquet / ブーケ)が良いでしょう。あまり大きな花束を持参して、花瓶が無いなんてことになると相手を困らせてしまいます。難です。また赤いバラは恋人たちの花なので、こちらも避けたほうが良いかもしれませんね。

花屋さんには美しくアレンジされたブーケも用意されていますし、自分で複数の花を選んでブーケを作ってもらうこともできます。

ご自分用ですか?贈り物ですか?
C'est pour vous ? Pour offrir ?
セ プーる ヴ? プーる オフりーる?
 

2.ワイン (vin / ヴァン)

フランスで喜ばれる贈り物・手土産

気の置けない仲間との楽しいおしゃべりとワインは相性がいい

食事に招かれた場合は、主催者側が食事に合うワインを用意していることが多いので、ワインをお土産にしてもその場では食卓に出てこないこともあります。
ワインの場合は、相手の趣好を知っておくと選びやすいでしょう。

もし相手の好みをあまりよく知らず、何を選んで良いのかわからないときには、無理をしてワインを選ぶよりも花やチョコレートを選んだほうが良いかもしれません。

気の置けない友人や仲間たちと持ち寄りで集まるホーム・パーティー ( fête / フェット ) のような場合は、自分の好みのワインを選んで持っていくこともできます。
 

3.チョコレート (chocolat / ショコラ)

フランスで喜ばれる贈り物・手土産

美味しく見た目も美しいチョコレートはフランス人の好物のひとつ

チョコレートは分けると大きく3つに分類されます。
ブラック・チョコレート (chocolat noir / ショコラ ノワーる)
ミルク・チョコレート (chocolat au lait / ショコラ オ レ)
ホワイト・チョコレート (chocolat blanc / ショコラ ブラン)

フランス人は、男女関係なくチョコレートが大好きです。それぞれ好みがあることがあるので、相手の好みを知らない場合は3種類混ざった詰め合わせを選ぶと良いでしょう。

もちろん、クリスマスや復活祭の贈り物としても人気です。


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