記事『動詞で覚えるフランス語「行く」』では、動詞aller(アレ/行く)の使用法について確認しましたが、「来る」という意味を持つ動詞venir(ヴニール)とリンクして覚えることで、勉強効率がグンと高まります。今回は、動詞 venir の用法をお勉強しましょう。

動詞活用は語幹に注意!

venir

しっかり覚えたいvenirの活用

動詞venirは不規則動詞ですが、語尾の活用に注目すると -s, -s, -t, -ons, -ez, -entと単数人称の活用語尾が「-s,-s, -t」となる規則的な活用パターンであるといえます。
一方で、語幹の方は je viens (ジュ ヴィアン ), tu viens(チュ ヴィアン ), il vient (イル ヴィアン), elle vient(エル ヴィアン), nous venons(ヌヴノン), vous venez(ヴ ヴネ ), ils viennent(イル ヴィエンヌ), elles viennent(エル ヴィエンヌ)と、nous、vousとそれ以外の主語人称代名詞の場合とでパターンが変わっていることをまずはチェックしておきましょう。特に、三人称複数形のviennent(ヴィエンヌ)は、正しく読めない人も多いので怪しい方はしっかり覚えてくださいね。

「近接未来」とセットで覚えたい「近接過去」

aller+不定詞の形は、「近接未来」という用法で「~しようとしている」という意味をもっています。対してvenir+de+不定詞の形は「近接過去」と呼ばれ「~したところ」という意味になります。つまり、Il vient de partir. (イル ヴィアン ドゥ パルティール)は、「彼は出発したところです」と近い過去のこととして訳します。この「近接未来」や「近接過去」は検定試験でも頻出箇所ですのでセットで覚えておきたいものです。
ちなみに動詞venirの後ろに前置詞deがなく、venir+不定詞の場合は、「~しに来る」という意味になります。ちょっとした違いですが、意味は大きく違いますので気をつけましょう。

次ページでは、venirと間違いやすい前置詞との関係をチェックしておきましょう。