習慣3 : プチ不調はすぐにケア
日々の小さな不調を放っておくと、子宮力の低下につながってしまうこともあります。毎日のケアを習慣にしましょう。【肩こりは…】肩甲骨周りをほぐす!
肩こりを治すポイントは、腕だけでなく肩甲骨周りをしっかり動かして筋肉をほぐすこと。また肩甲骨と骨盤は連動しているので、骨盤内の血流改善にもつながります。
1)背筋を伸ばして、手を肩にのせます。
2)そのまま肘をまっすぐあげて、頭を挟むように。
3)肩甲骨を意識しながら後ろに大きく回転させます。
【イライラには…】足元を温めてみましょう
手軽にできる足湯がおすすめ。深めのバケツなどを用意して、くるぶしの上の三陰交までしっかり温めてリラックスしましょう。ラベンダーやローズなど好きな香りを入れると、自宅でもアロマセラピーを楽しめます。
【目の疲れには…】セルフで手のツボ押し!
東洋医学では、目の疲れは生理不順や生理痛の原因ともなる「血」のトラブルと大きく関係しています。親指と人差し指の間のくぼみにある合谷というツボを押すと、目の疲れや頭痛が和らぎます。デスクワークや家事の合間に押してみましょう。
【生理痛やPMSには…】セルフ灸がおすすめ!
内くるぶしの一番高いところから指4本分上、骨の後ろ側にあるツボが三陰交。押してみて、ズンという痛みやしこりを感じる部分を探してみましょう。女性の不調や冷えに万能なツボなので、お灸で温めて体質改善を目指しましょう。
【腰痛には…】背中にあるツボ「腎兪(じんゆ)」を押す!
腰のくびれの位置(肋骨の一番下)で、背骨から指2本分外側にある「腎兪(じんゆ)」というツボ。腰に手を当てると自然に親指が当たるところです。ここを押しながら骨盤を動かすと、腰痛と子宮力アップに効きます。
1)軽く足を開いてイスに座り、背筋を伸ばし、腰に手をあてて腎兪(じんゆ)を押さえます。
2)おへそを正面に向けたまま腎兪を押しながら、骨盤だけを左右に10回ずつ回します。
【便秘・下痢には…】お腹のツボ「天枢(てんすう)」を押す
女性ホルモンやストレスの影響で起こりやすい症状です。おへそ横の指3本分の位置にあるツボ「天枢(てんすう)」を押して、腸の働きを整えましょう。
1) 天枢(てんすう)に人差指をあてます。
2)そのまま息を吐くタイミングで手首を左右に3回ずつ回します。
今日からできる子宮力アップのための習慣
「産みたい!」と思ったときに、あなたの子宮は大丈夫ですか?(c)jelly
この素晴らしい力のおかげで命をつなげることができ、私たちは生きています。
妊娠力が高まるピークはおよそ28歳。高齢化しているとはいえ、実際に40代で出産するのはわずか数パーセントで、不妊治療をしたとしても妊娠出産できる確率は低くなっていきます。
出産しない人生を選択したり、出産を先送りにする事情があったり、現代女性の置かれる状況はさまざまです。ですが、「妊娠したい!」と思ったときに、いつでも産める体をつくっておくことは大切なことです。そのときに万全の準備ができているよう、長いスパンでこころと体のケアをしましょう。