健康寿命を脅かす、新たな国民病「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」
みなさん、「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いたことがありますか?「メタボ」に続き新たな国民病と言われ、40歳代以降の男女5人に1人がなると推定されているそうです。この通称「ロコモ」。加齢とともに骨・筋肉・関節などが衰え、歩行や日常生活が困難になる状態を言います。骨や筋肉量のピークは20歳~30歳代だということをご存知ですか?40歳代・50歳代で徐々に骨や筋肉が弱まり日常生活の中で身体の衰えを感じやすくなり、60歳代以降、思うように動けない身体になってしまう可能性があります。
これがまさしく「要支援・要介護」リスクが高まるロコモティブシンドローム。
私にはまだまだ関係ないわ、と思っているアナタ。まずは、簡単なロコモ度チェックで現状確認してみましょう。
こんな症状は思いあたりませんか? 7つのロコモチェック!
・片足立ちで靴下やストッキングが履けない。・何もない平坦な所でよくつまずく。
・歩く速度が、年々遅くなっていると感じる。
・15分以上続けて歩くことがツライ。
・階段を上がるのに、手すりにつかまった方がラク。
・痩せすぎている。
・太り過ぎている。
女性の平均寿命86.3歳と言われているいま、人生の最後まで健康でいきいきとした生活を送りたいですよね。「まだ若いから関係ない」と思わず、いまから少しずつ手軽なストレッチを、洗顔や歯磨きと同じような習慣にして、骨や筋肉に刺激を与え、強く丈夫に維持していきましょう。
また、骨や筋肉の“素”となる栄養素をきちんと摂って、食生活でも「ロコモ」に負けない体づくりをしていきましょうね。