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ちゃんと知りたい!イソフラボンの効能(4ページ目)

女性の美容と健康の味方として、サプリの定番成分になっているイソフラボン。名前は良く知られているけど、その違いを知っていますか?さらに最近、イソフラボンサプリに、新しいタイプが登場。新たに登場したスーパーイソフラボン エクオールについても紹介します。

小浦 ゆきえ

執筆者:小浦 ゆきえ

ダイエット食品・サプリガイド

安全に利用するポイント

大豆食品

イソフラボンが豊富な大豆の加工食品

イソフラボンは、大豆やその加工食品として昔から食べられてきた成分です。ですから、日常的に食べる程度の量であれば安全ということはわかっています。日常的に食べる大豆製品にどのくらいのイソフラボン(アグリコン型に換算して)が含まれているかというと、豆腐 1/4丁で約20mg、納豆 1パック(45g)で約35mg、黄粉 大さじ2杯で約30mg、味噌汁 1杯で約8mgです。(大豆の品種や産地によってもイソフラボン含有量が違うため、あくまでも目安量です)。

2006年に食品安全委員会が出した報告では、安全にイソフラボンを利用できる範囲はアグリコン型に換算して1日75mgとされ、このうち、食事に加えて利用するサプリメント上限を1日30mgまでと示しています。

これをみると、「食事+サプリメント30mgで簡単に上限の75mgを越えてしまう?!」と心配になるかもしれませんが、麹菌発酵を受けていない食品(味噌・醤油以外)では、吸収率が低いグリコシド型でなので、毎日たくさん食べたとしてもイソフラボンによる健康被害の心配はほぼありません。それに基準値は、毎日とり続けても安全な量を示したものなので、「1日でも75mgを越えるとあぶない」ということではなく、「毎日75mg程度食べたとしても健康被害を心配する必要はない」という数値なのです。75mgという数値が設定されたのは、「国民栄養調査の結果、日本人が食事から摂っているイソフラボンの量は、多い人でもほぼ75mg以下だから」という理由です。平均的には16~22mgと考えられています。
大豆製品を食べる量は若い年代ほど減っているという傾向があります。大豆にはイソフラボン以外にも多くの健康効果があるので、積極的に食べようとするくらいがちょうど良いかもしれません。

味噌

アグリコン型のサプリメントのイソフラボンは、味噌と同じ形。

次に、食事に加えて利用するサプリメントの安全の目安1日30mgについてです。これは、国内外で行われているイソフラボンの実験に比べると、少なめの量です。摂ることによってリスクが増えない量です。平均的な食事からの摂取量(16~22mg)と合わせても75mgを越えないであろう量として設定されています。
サプリメントを選ぶ時、エクオールやアグリコン型と書かれている製品は、パッケージに書かれているイソフラボン含有量が1日30mgを越えていないか確認しておきましょう。エクオールやアグリコン型と書かれていないものは、大豆加工食品と同じように大半が吸収率の低いグリコシド型です。その場合、含有量として示されているのはグルコシド型イソフラボンの量です。これは、下の計算式にあてはめてアグリコン型の量として換算した数値で判断しましょう。イソフラボンを含む複数の製品を利用している場合は、その合計の量で判断してくださいね。
アグリコン型イソフラボン量=グルコシド型イソフラボン量×0.625
※ゲニステインの分子量(270.24)とその配糖体であるゲニスチンの分子量(432.38)との比(0.625)による換算式

最後に、イソフラボンを利用するのに注意が必要な人もいます。
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