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認知症予防とアロマテラピー(2ページ目)

2014年に入ってから「ローズマリー、レモン、ラベンダー、スイートオレンジ」の4つのアロマオイル(精油)が認知症予防に役立つことがテレビで放送されました。「認知症」については、今後も患者数が急増すると予想されています。今回は、4つのアロマオイル(精油)の使い方と、なぜアロマテラピーが認知症予防に役立つのかを紹介したいと思います。

橋本 裕子

執筆者:橋本 裕子

アロマテラピーガイド

 

認知症とは?

認知症と物忘れは違います。自分では気づきにくいので周りの家族注意することが大切だそうです

認知症と物忘れは違います。自分では気づきにくいので周りの家族注意することが大切だそうです

認知症とは、先天的ではなく後天的な脳の障害です。毎日生活をして年齢を重ねていく中で、何らかの原因によって、認知機能が障害されてしまい日常生活全般に支障が来してしまう病気なのだそうです。

例えば、加齢やストレスにより脳に血行障害が起きてしまい、記憶に関する脳の神経細胞が死んだり、働きが悪くなることで、「記憶力、注意力や計画立案、問題解決力」といった認知機能が障害されてしまい、日常生活に支障が来します。

大きく分けるとアルツハイマー病と脳血管性認知症と別れるようですが、「脳内ストレス」「血行障害」によって脳内の神経細胞が侵されてしまう事が認知症の発症に深く関わっていることが調べていると理解できるでしょう。

オールアバウト 健康医療 「認知症」にて、様々な情報が掲載されていますので、正しく認知症を理解するためにも是非参考にされてみてください。

 

アロマテラピーが認知症予防に役立つと言われている理由

ではそんな認知症の予防になぜアロマテラピーが役立つと言われているのでしょう? 前回の記事「枕にシュッ! 安眠できるアロマスプレーの作り方」の記事で「嗅覚のメカニズム」について説明をしました。このメカニズムがとても関係しています。

アロマオイル(精油)の芳香分子(におい分子)は、人間が臭いを嗅ぐと嗅覚細胞にくっついて、電気信号として脳にその情報をいち早く伝えます。その情報が伝わる部位が、人間の感情や記憶を司っている「大脳辺縁系」という部位です。

アロマオイル(精油)の香りを嗅いで「あ~良い香り!」と感じることは、「アロマオイル(精油)の芳香分子(におい分子)の電気信号が、感情や記憶を司る脳の部位を刺激していること」になるわけです。よって、その刺激が脳を活性化させ認知機能を改善させると言われているそうです。

>次のページでは「認知症予防に役立つ4つのアロマオイル(精油)の活用法について」紹介します
 
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