引越しのあとも残された段ボールをついに片づけた
一つ一つの洋服で思い悩んでいてはいつまでも終わらないと思い、まずはばっさばっさと4つの山に仕分けした。
(1)もう人にはあげられない、捨てるしかない服
(2)自分ではもう着ないけれど、まだ着れそうな服
(3)今は着ないけど、どうしても捨てられない服
(4)今すぐ着れる服
「捨てるしかない服」の行方
(1)の「捨てるしかない服」とは、ゴムが伸びていたりシミがついていたり、色褪せたりしている服。これはそこの自治体では「燃やせるゴミ」として処分するしかない。でも、このカテゴリにくる服は、意外とあっさりと捨てられた。あきらめがつくというか、なんというか「よく着たね。ご苦労様」という感じ。誰かに着てもらえる服は、幸せ
(2)の「自分ではもう着ないけれど、まだ着れそうな服」は、自分が「着ない」と思っただけで、洋服そのものはあまりくたびれていない服。好みでなくなったり、サイズが合わなくなったりしたもので、まだ着れる服なので、所定の日に出せば自治体でリサイクルしてくれる。リサイクルに出すと、海を渡ってどこかの国の知らないヒトの手元に渡っていく。誰かに着てもらえるなんてありがたいこと。でも欲を出せば、知っている人がもらってくれたら、もっとありがたい。
知っている人に渡すのが一番
その時はたまたま姉も帰省しており母もいて、「処分しようと思っている服がたくさんあるんだけど…」と二人に声をかけてみた。「見る見る!」と言ってもらい、試着大会が始まった。姉や母が着るとそこそこイケル服が何着かあった。自分では「もう着ない」と思ったものの、他人が着ているのを見て「しまった。これはまだ着れたかも?」とも思い、やや複雑な心境になったりし、そんな感情の起伏を感じつつ、自分の現在のクロゼットの混雑状況を思い起こし、やっぱり着てくれるというものに関しては、ありがたく引き取っていただくことにする。
一番厄介な服、それは…
そして次に、実は(3)「今は着ないけど、どうしても捨てられない服」はかなり厄介である。どういうことかというと、今は(サイズの問題で)着れないけれどデザインは気に入っていて、新品同様の服、海外で購入した希少な服、思い出の詰まった服、etc。痩せたら着るぞ!と思って何年も経ったけど、捨てられなかった服たちは、どうしたらいい?そこで、姉や母が一同に会する機会はめったにないし、喜んでもらってくれているのだからと、私はこの時クロゼットの奥にそっとしまっておいた、とっておきのこの(3)カテゴリの服も思い切って供出したのだった。
思い出の詰まった服は後悔するかも
姉や母が着こなして喜んでくれているので、着ると言ってもらった服は、思い切ってお譲りした。でも、あとあと考えると、このカテゴリで譲ったモノに、かなり後悔の念を持つことになった。よく「一年間そでを通さなかったら処分の目安に」と聞くけれど、すごく気に入っていたり思いの詰まった服は、すぐに判断しないでチョット考える時間を置いた方が良かったかも、と思う。どんなに広い家に住んでも
収納の大きさを念頭にモノをもとう
モノを収納するために広いスペースや納戸があったとしても、片づけられないヒトは結果は同じで、溜めこむモノの量が増えるだけで結局家の中は雑然としてしまう。すでに十分な広さの家に住んでいるのに収納スペースが少ないからとさらに増築しようとする人もいるけれど、あまりお勧めできない。
服やモノが一定以上増えないように
自分でも片づけは苦手なのだけれども、スッキリ暮らすためにはモノを買う前に置き場所を確保できるか考える、モノを買ったら何かを捨てる、「ため込む」を辞めて要らないものは「捨てる」、ただ捨てるのではなくリサイクルに回せるものは回す、「気に入っていたもの」「思い出のある特別なもの」は捨てる前にちょっと考える。この辺をキモに命じてこれからのお片付けライフを邁進していきたい。最後の(4)の仕分けに該当する「今すぐ着れる服」は、現在の山形の住まいに持って帰った。それをしまっておく場所を確保するために、現在の手持ちの服を整理して、だいぶ処分した。ワードロープを一度整理し直したら、「あれも買わなきゃ、これも買わなきゃ」がだいぶ減った。
これからも捨てられない厄介なものとは
ちなみに、私が買ったものの一度も着ていなくて、新品同様で、誰にもあげることができず、今回の大掃除でも生き残ったもの、それはベトナムで購入したウエディングドレス。結婚前に気に入って購入したものの、結婚式までにサイズが変わり着れなくなってしまった。リサイクルに出しても貰い手がいないに違いない。なんとも情けない話だけれど、これはこれからも捨てるに捨てれないものになるだろう。細身で長身でシンプルなデザインが好きな人で、だれか貰ってくれる人はいないだろうか。【関連記事】
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