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ウイスキー&バー/ウイスキー、おススメのこの一瓶

メーカーズマーク46のプレミアム感を満喫しよう

4月15日に発売された「メーカーズマーク46」について紹介する。すでに飲まれた方もいらっしゃるだろうが、より甘く、なめらかな感覚が深まったプレミアムバーボンウイスキーである。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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インナーステイブがもたらす深い味わい

インナーステイブの様子

インナーステイブの様子

つづけざまに6月24日新発売の「ラフロイグ セレクトカスク」、そして「ボウモア スモールバッチ」のシングルモルトを紹介した。今回はすでに発売されているプレミアムバーボンウイスキーのお話である。
「メーカーズマーク46」は4月15日に新発売された。“より甘く、深い味わいのプレミアムなメーカーズマーク”と謳っている。
スタンダードな製品に関しては、「メーカーズマーク/プレミアムバーボンの証」を参考にしていただき、ここでは「46」の製品特性を述べる。
この「46」は、最低6度の夏を超したメーカーズマーク原酒熟成樽のなかに、さらに“インナーステイブ”と呼ぶフレンチオークの側板を10枚沈めるといった特殊な熟成法をおこなって誕生したものだ。“インナーステイブ”での熟成期間は冬の約3ヵ月間。後熟的なものだが、この期間にフレンチオーク材の香味特性を馴染ませていく。
バーボン樽に使用されるホワイトオークであるアメリカンオークと、ワイン樽に使われるフレンチオークの香味特性を簡単に説明しよう。
香りやフレーバーはアメリカンオークのほうがずっと強くでてくる。これはラクトンという成分が多く含まれており、強いココナッツ様の甘い香りを生む要因となっている。
一方、フレンチオークはフェノール含有量やヴァニリン含有量がアメリカンオークよりも多いことが知られている。
「46」は、特性の異なるふたつのオーク材の成分の溶出によって、より甘く、深く、まろやかなリッチさを生んでいるのだ。
さて、「46」という数字が気になるであろう。わたしも気になった。フレンチオークをトーストした際のオーダー番号で、46番目のものが最も適した結果をもたらし、採用したからだそうだ。
ストレートでスーッと口中をしなやかに滑るが、オン・ザ・ロックの氷に冷やされた感覚もまたいい。深いウッディネスと甘いキャラメル、そして複雑でリッチな香味を抱いている。余韻もスムーズで長い。
是非、一度お試しいただきたい。

メーカーズマーク46

メーカーズマーク46

Maker’s Mark 46
750ml/47%/¥4,800(希望小売価格/税抜き)
色     深みのある琥珀色
香り    リッチで甘い香り・キャラメル・ウッディネス
味わい   厚みのあるリッチな味わい
オーク樽、キャラメル、バニラのニュアンスが調和
余韻    長くスムーズな余韻がつづく

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