新しい呼吸法のやり方
実際に体験させて頂きましたが、その時は部屋を暗くし、横になった状態からスタート。寝転がって、足を伸ばした状態で行うのが基本姿勢。吸う時は力強く口で吸い、力を抜きながら短く、柔らかく吐くのがポイント。(1)口呼吸
上の歯と下の歯の間に指が一本はいるくらいの大きさに口をあけます。
(2)腹式呼吸
息を吸った時、下腹部が膨らみ、吐いた時おなかがへこむよう呼吸します。口呼吸で腹式呼吸するのですが、これがなかなか難しい! 「おなかを手に当てて、内側に向けて始めてみて」とはアランさん。
(3)連続呼吸
私たちは無意識的に呼吸を「吸う」のと「吐く」間に一瞬呼吸を止めているのだそうです。その一瞬の呼吸停止をなくすのが連続呼吸。常に呼吸が動いている状態を意識することが、この呼吸法で最も重要。これができないと普通の腹式呼吸と変わらないので、意味がないのだとか。
(4)吐く息はため息ほどの弱さで
多くの呼吸法では「吐く息は長く、吐ききる」ということが言われますが、この呼吸法においてはその反対で、できるだけ優しく短く吐きます。
この1~4を同時に行うのがトランスフォーメーショナル・ブレスです。
そのままアランさんと一緒に呼吸をしていると手がびりびりとしびれてきました。呼吸がだんだん苦しくなっていきましたが、途中うつぶせになってからは徐々に呼吸が楽になり、慣れてきました。
「手のエネルギーを自分で感じてみて」とアランさんに言われて、手を動かして心臓などをなでてみました。まさに「波動」エネルギーですよね。上半身で感じていたエネルギー、手を下半身にかざすと下に移動して行くのが実感できます。不思議!
「上にエネルギーがたまりすぎているから、下へ降ろしなさい」と。下に移って行ったエネルギー、全身びりびり状態に。それがしばらく続くと全身の血流が一気に流れて行くのを感じ、身体が温まって行きました。下半身もぽかぽかになり、全身に気が巡りました。
呼吸法の効果
人によっては、このトランスフォーメーショナル・ブレスを受けることで、過去のトラウマが浄化されることもあるのだそう。私は残念ながら呼吸をすることに必死で、メンタルまで行き着きませんでしたが、座骨神経痛に悩んでいたのが、この呼吸法をやってからすごく楽になったのです!エネルギーバランスが悪かったのが、全身に巡ることで身体の状態が整った感じもします。自分の内面と向き合い、エネルギーを思うようにコントロールできる、なんてことがもしかすると可能になるかもしれない……。
今回はフィジカルの変化だったけれど、回を重ねれば「メンタル面にもエネルギー反応が起きるかもしれない」と、アランさん。ランニングやウォーキングをすること、大地で育ったものを食べること、自分にゆだねること、など、セッションに対してアドバイスを頂きました。
呼吸をすることで、自分の中に深く入り込み、そして自分の波動エネルギーを実際に感じることができたことは、素晴らしい収穫。改めて、呼吸の持つ可能性を実感した1時間でした。
トランスフォーメーショナル・ブレスを受けたい方は
アランさんは定期的に来日してワークショップを開催しています(主宰(株)ヴォイスプロジェクト)。project@voice-inc.co.jp まで“呼吸法プレゼント”という件名で空メールをお送り頂くと、呼吸法実践のコツに関するPDFがプレゼント! ご興味のある方はぜひお問い合わせください!自分の内側に入り込み、メンタルを解放する浄化、体感してみてくださいね。