井村さん

代表の井村真沙子さん。国際薬膳師、栄養士、カレーマイスター、ジュニア野菜ソムリエ、雑穀エキスパートと、さまざまな資格をもつ

オーナーでありシェフの井村さんは、栄養士の資格を活かしお料理教室の講師などをしつつ、「ひと皿でみんなを元気にできる料理」であるカレーの研究を始めてから10年の時を経て、35歳のときにこのお店をオープン。

体調を崩したことがきっかけで薬膳と出会い、「現代栄養学」にプラスして自分の声に耳を傾ける「薬膳学」を取り入れたそう。なので、チャツネ(ペースト状の煮込み調味料)ひとつにとっても、クコ、ナツメ、陳皮、竜眼肉、タマリンドウ、サンザシ……とさまざまな薬膳素材を組み合わせ、味を熟考。

美味しさ×薬効。この絶妙なバランスが、かくらカレーの深みと個性になっているのだとガイドは実際に食して体感。ということで、さっそく読者のみなさまにもお伝えしましょう!

胃腸を整える「かくらカレー」

かくらカレー

野菜の旨みが凝縮!一番人気の黄色いカレー

たっぷりの鶏がらと野菜でつくっただし、じっくり炒めたあめ色玉ねぎ、薬膳スパイスと国産野菜&果実でできているかくらカレーは、小麦粉なしなのに十分なとろみがあります。まる5日間かけて作るカレーのコクと旨みは、まさに野菜のピューレカレー!

かくらカレーのコンセプトは、脾(消化機能の総称)の働きをよくするカレーです。食欲がない、だるい、むくみがあるなんてときにオススメの生薬が入っているそうです。

腎に働きかける「黒カレー」

黒カレー

トッピングのアボカドはマスト!よりまろやかなカレーに

この黒色のベースとなっているのは、イカ墨や黒豆の煮汁、黒ゴマ。これに鶏と豚のタブルだしが合わさり、濃厚でクリーミーな味わいの黒カレーに。薬飯のなかは、粟、稗、麦、黒ゴマ、白ゴマ、なつめ、クコ、紫黒米などが入っていて、通常は白ご飯がつきますが、プラス100円で食べられます。

黒カレーは腎の働きをよくする食材が入っているそうですが、実はこの黒色も五臓では腎の色に当てはまるのです。足腰がだるい、髪がぱさつく、耳鳴りがする、そしてアンチエイジング向けには、ぜひこのカレーをチョイスして。

美容に特化するなら「美肌カレー」や「ベジカレー」

ハーフ&ハーフカレー

どのカレーもハーフ&ハーフで楽しめる。手前は美肌カレー

美肌カレーは、かくらカレーにコラーゲンを加えたもの。今回は香菜やトマトをトッピングしてもらいましたが、このようにカレーに合ったトッピングをアドバイスしてくれるのも嬉しいところ。奥のベジカレーは、こんぶと干し椎茸の和風だしがベースで、化学調味料も砂糖もいっさい入っていない、究極の野菜カレーです。

これまで4種類のカレーを紹介しましたが、いろんな味をちょこっとずつ食べたい!!っていう方のために、4つの中から2つのカレーを選べるハーフ&ハーフ、そして4つの味を一口づつ試せるという、なんとも贅沢な4種のカレープレートなどもあります。この辺はやはり女性シェフならではの気配りを感じます。

5色入っている前菜プレートや薬膳デザートなどは、次のページで!