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ファイトケミカルは、アンチエイジングの常識!?(4ページ目)

「美容と健康には野菜を食べよう」とは昔からよく言われてきましたが、野菜がなぜアンチエイジングに重要であるのかは、野菜だけが持つヒミツの成分にあることがわかってきました。その成分の名前は、「ファイトケミカル」です。ビタミンやミネラルよりも抗酸化力が強く、私たちのカラダに最も重要な栄養素です。 ファイトケミカルってどんな成分なのでしょうか。今回は、ファイトケミカルについてお話していきたいと思います

山下 真理子

執筆者:山下 真理子

ボディケアガイド

ファイトケミカルの種類と、多く含まれる野菜

どういったファイトケミカルがあるのか?ということで、いくつかのファイトケミカルについて紹介したいと思います。ファイトケミカル自体には膨大な量があるので、代表的な一部についてだけお話したいと思います。

・イソフラボン…大豆に多く含まれることで有名ですが、リンゴなどにも含まれます。女性ホルモンに似た働きをして、更年期障害や、更年期障害の自律神経失調、骨粗鬆症、婦人科系がんの予防に有効。体内で、女性ホルモンが最適な濃度になるように働きます。(過剰なときは抑制的に、不足しているときは女性ホルモン様に)

・アントシアニン…ベリー系に多く含まれます。視神経や目の粘膜を強くする働きがあります。

・カテキン…「勝て菌」という由来があることは有名な話で、整腸作用のほか、殺菌作用に優れています。お茶などに多く含まれています。

・レスベラトロール…アンチエイジングに関わる遺伝子をオンにする働きがあるほか、マウス実験により、不規則な生活をリセットする働きがあるファイトケミカルであることがわかっています。赤ワインに多く含まれることで有名ですが、落花生やラズベリーにも多く含まれます。仕事で不規則な生活になりがちな現代女性におすすめのファイトケミカルです。

・リコピン…トマトやスイカに多く含まれます。肝臓がんの治療に研究が進んでいたりすることからもわかるように、発がん物質を抑制する効果が高いです。乳がんや肺がん、前立せんがんの予防にもなるといわれていますが、生ではあまり吸収されないので注意が必要です。ガーリックと一緒に摂取すると効果が上がります。

・サポニン…玉ねぎ、にんにく、大豆、緑豆に多く含まれます。身体に吸収されたブドウ糖が脂質になって脂肪細胞に変わるのを防ぐ働きがあります。つまり、甘いものを食べて太る過程を抑制してくれるというのがサポニンです。

他にも、実にさまざまな種類のファイトケミカルがあります。ファイトケミカルは単一で摂るのではなく、バランスよくいろいろ組み合わせて摂るのがコツ。日頃の食生活を見直して、ファイトケミカルを上手に取り入れて、ワンランク上の美容と健康を目指してみてはいかがでしょうか。
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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